ライブ 配信 アプリの 選び方| 種類の 違いと TikTok LIVEが 向く人
この記事でわかること
ライブ 配信 アプリの 種類と、 選ぶ前に 決めて おく 5つのこと 17LIVE・ Pococha・ SHOWROOM・ YouTube・ TikTok LIVEなど、 公式で 確かめた 範囲での違い TikTok LIVEが 向いている 人・向いて いない人 TikTok LIVEを 始める 手順 (スマホと パソコン) ギフト・ ダイヤモンド・ 報酬の しくみと、 年齢・ お金・ 安全の基本
「ライブ配信を始めてみたいけれど、アプリが多すぎてどれを選べばいいか分からない」という方に向けた記事です。
17LIVE、Pococha、SHOWROOM、IRIAM、TikTok LIVE、YouTube、Instagramなど、ライブ配信ができるアプリやサービスはたくさんあります。
どれも「スマホで配信できる」ことは同じですが、誰に見てもらう場所か、収益のしくみがあるか、年齢や条件がどうなっているかはアプリごとに違います。
この記事では、ランキングは作りません。
「どのアプリが一番」と決めるより、自分の目的に合うアプリを自分で選べるようになることのほうが大切だと考えているからです。
そのために、アプリの種類の整理、選ぶ前に決めておくこと、主なアプリの違い、TikTok LIVEが向く人・向かない人、TikTok LIVEの始め方、お金と安全の基本の順に説明します。
この記事でわかること
・ライブ配信アプリの4つのタイプと、選ぶ前に決めておく5つのこと
・主なアプリの違い(各アプリの公式ページで確かめた範囲)
・TikTok LIVEが向いている人、向いていない人
・TikTok LIVEを始める手順と、始めてから最初に整えること
・ギフト・ダイヤモンド・報酬のしくみ、年齢、お金、安全の基本
この記事は 2026年10月17日 に、TikTok LIVE Creator Networks の公式ブログ、TikTok Newsroom、17LIVE・Pococha・SHOWROOM・YouTubeの公式ページ、国税庁、国民生活センターで確かめた内容です。
アプリの条件や画面の表記は変わることがあります。
実際に始める前には、各アプリの公式ページでもう一度確かめてください。
ライブ配信アプリとは? 4つのタイプで整理する

ライブ配信アプリは、スマホのカメラとマイクを使って、映像と音声をリアルタイムで届けるアプリです。
見ている人はコメントやハート(いいね)、ギフトなどで反応でき、配信する人はそれに答えながら進めます。
録画した動画と違って、やり取りが生まれることが最大の特徴です。
名前は同じ「ライブ配信アプリ」でも、作られた目的によっておおまかに4つのタイプに分けられます。
自分がやりたいことがどのタイプに近いかを先に考えると、候補がかなり絞れます。
| タイプ | どんな場所か | 主なアプリ・サービスの例 | 向いている目的 |
|---|---|---|---|
| ライバー(投げ銭)型 | 配信を見る人が、ギフトなどで配信者を応援する文化がある。 ランキングやイベントが用意されている | 17LIVE、Pococha、SHOWROOM、TikTok LIVE など | 配信を続けて、ファンとの関係を育てたい。 応援(ギフト)が収益につながる可能性を持っておきたい |
| SNS併設型 | 普段使っているSNSの中で、フォロワー向けにライブ配信ができる | Instagramライブ、TikTok LIVE(ショート動画と同じアプリ)など | すでにあるフォロワーや友人に向けて、気軽に配信したい |
| 動画プラットフォーム型 | 動画サービスの中のライブ配信。 アーカイブを残し、検索で見つけてもらう使い方もできる | YouTubeライブなど | ゲーム実況・講座・イベント配信など、内容で見つけてもらいたい |
| キャラクター(バーチャル)型 | アバターなど、自分の顔や姿を出さない形で配信するタイプのサービス | IRIAM など | 顔や姿を出さずに配信したい |
1つのアプリが複数のタイプにまたがることもあります。
たとえばTikTok LIVEは、ショート動画を見るアプリの中でライブ配信もできるので「SNS併設型」の性格を持ちながら、ギフトの文化とイベントがあるため「ライバー型」の側面も強いアプリです。
この表は、あくまで選ぶときの整理の道具として使ってください。
「ライバー」とは、ライブ配信をする人のこと
ライバーは、ライブ(Live)配信をする人(Liver)をまとめて呼ぶ言い方です。
ライブ配信アプリで定期的に配信している人をこう呼ぶことが多く、「配信者」「ストリーマー」と言う場合もあります。
言葉の細かい違いが気になる方は、あわせてライバーとはの記事を読んでみてください。
配信アプリでよく使われる言葉
アプリを調べ始めると、似た言葉がたくさん出てきます。
次の表は、この記事とこのメディアの記事で使う言葉の意味です。
アプリごとに呼び方が違うことがあるので、ここではTikTok LIVEで使われる意味を中心に書きました。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| ギフト | 視聴者が配信中に送る、画面に表示されるバーチャルの贈り物。 視聴者はコインを使って送る |
| コイン | 視聴者がギフトを買うために使う、TikTok上のバーチャルな通貨 |
| ダイヤモンド | 配信者が、受け取ったギフトに応じて集めるもの。 TikTokが人気や貢献を表すために使い、プラットフォームの方針や条件に沿って、報酬の対象になりうるとされている |
| LIVEアクセス | TikTokでライブ配信ができる状態のこと。 アプリのLIVE Studioで状態を確かめ、条件を満たすと申請できる |
| LIVE Studio | パソコンでTikTok LIVEを配信するためのTikTokの公式ツール |
| LIVE Center | アプリ内にある、配信に関する機能や情報がまとまった場所。 エージェンシー(事務所)への招待コードもここから出す |
| モデレーター | 配信中のコメント欄の管理を手伝う人。 配信者が指名できる |
| エージェンシー(事務所) | 配信者の活動を支える会社。 TikTokの用語ではCreator Network。 TikTokとは別の独立した事業者 |
表の内容は、TikTok LIVE Creator Networks の公式ブログ(ギフトの解説、収益化の条件、エージェンシーの案内)をもとにしています。
ダイヤモンドを実際のお金にするしくみ(1ダイヤモンドが何円か、など)は、公式ページには数字の案内がありません(2026年10月時点)。
詳しくは後の「収益が出るしくみ」の章で説明します。
アプリを選ぶ前に決めておく5つのこと

アプリのレビューや比較表を見る前に、自分の側の条件を5つ決めておくと、選ぶのが楽になります。
どれも正解があるわけではなく、自分の答えがはっきりしていればそれで大丈夫です。
1. 何のために配信するのか
配信の目的は、人によって大きく違います。
たとえば次のようなものがあります。
- 人と話すのが好きで、雑談を通じて仲間を作りたい
- 歌・ゲーム・メイク・勉強など、特技や好きなことを見てもらいたい
- 副業として、空いた時間に続けられる活動を探している
- お店・サービス・自分の作品を知ってもらいたい
- 配信そのものを仕事に近い形で本格的にやってみたい
目的によって、向くアプリは変わります。
「仲間を作りたい」なら、コメントのやり取りが活発な場所が合いますし、「内容を検索で見つけてもらいたい」なら、アーカイブが残る動画サービスが合います。
目的を一言で書いておくと、あとで迷ったときの軸になります。
2. 顔を出すか、出さないか
顔を出して配信するかどうかは、アプリ選びに大きく影響します。
TikTok LIVEは、スマホのカメラで自分を映して話す形が基本で、顔を出して配信する人が多いアプリです。
一方、顔や姿を出さずに配信したい場合は、アバターなどを使う形のサービスや、手元・声・画面共有を中心にする配信という選択もあります。
顔出しに不安がある方は、「顔を出すか出さないか」の二択で考えなくて大丈夫です。
映す範囲を決める(口元から下だけ、手元だけ、など)、背景やプロフィールに個人が特定される情報を入れない、といった工夫で不安を減らせます。
詳しくは顔出し配信の記事で扱います。
3. 収益を考えるか、まずは楽しむか
配信で収益を得たいかどうかも、大切な分かれ目です。
ギフトの文化があるアプリでは、視聴者の応援(ギフト)が、配信者の報酬の対象になりうるしくみがあります。
ただし、報酬の対象になるには、アプリごとの条件を満たす必要があります。
収益を得られるかどうかは、配信の内容・続けた期間・見てくれる人の数などによって人それぞれで、始めればすぐ収益が出るものではありません。
「まずは楽しみたい」「収益は後で考える」という方は、収益のしくみよりも、気軽に続けられる環境かを重視してかまいません。
途中で気持ちが変わることもあるので、収益化の条件だけは早めに公式ページで確かめておくと安心です。
4. 使える時間帯と、続けられるペース
配信は、続けてこそ見てくれる人が増えるものです。
平日の夜に1時間なのか、休日に数時間なのか、無理なく続けられる時間を先に決めておきましょう。
アプリによっては、年齢によって配信できる時間帯に制限があります(後の章で説明します)。
また、事務所に所属する場合は、ノルマ(配信時間や日数の決まり)があるかどうかも確かめたい点です。
5. 年齢と、保護者への相談
ライブ配信アプリは、年齢の条件がアプリごとに違います。
TikTok LIVEは、配信は18歳以上です(公式ブログ「How to Go LIVE on TikTok」より。
収益化の機能も18歳以上、韓国は19歳以上)。
アプリによっては、18歳未満でも保護者の同意などの条件のもとで配信できる場合があります。
18歳・19歳の方、学生の方は、契約や課金が関わるときに保護者や信頼できる人へ相談できる状態にしておくと安心です。
5つの答えを、先に書き出しておく
目的、顔出し、収益、時間、年齢の5つを、メモアプリに1行ずつ書いておくと、アプリの比較が一気に楽になります。
たとえば「目的:雑談で仲間を作る/顔出し:口元から下は出せる/収益:まずは楽しむ/時間:平日の夜に1時間/年齢:20代」のように、短くて大丈夫です。
主なライブ配信アプリの違い(公式ページで確かめた範囲)

ここからは、主なライブ配信アプリの違いを説明します。
ネット上には「稼げるアプリランキング」がたくさんありますが、数字の根拠が分からないものが少なくありません。
この記事では、各アプリの公式ページに書かれていたことだけを使います。
公式ページに書かれていなかったことは、書かれていなかったとそのまま書きます。
公式ページで確かめた内容の一覧
| アプリ | 公式ページで確かめられたこと(2026年10月17日) | 公式ページでは分からなかったこと |
|---|---|---|
| TikTok LIVE | 配信は18歳以上。 フォロワー数は、TikTokヘルプに「1,000人以上である(地域によって異なる場合があります)」とある。 LIVEができるかは「LIVE Studio」の「あなたのLIVEアクセス」で確かめる。 ギフトを受け取るとダイヤモンドを集められ、方針と条件に沿って報酬の対象になりうる。 事務所(エージェンシー)への所属は、収益化の条件には書かれていない | LIVE Creator Networksの公式ブログにある「フォロワー要件」の具体的な人数(ヘルプの数字との関係)、1ダイヤモンドが何円か、報酬の計算方法 |
| 17LIVE | スマホ1台で始められる。 登録はLINE友だち追加・アプリのダウンロード・アカウント発行・認証ライバー登録・配信開始の5ステップ。 17LIVEと直接契約する「ダイレクト契約」と、提携事務所を通す「エージェント契約」がある。 登録料・レッスン料は不要で、ノルマは一切ないと書かれている | 報酬の分配率などの具体的な数字、両方の契約での報酬や手数料の違い、年齢の条件(このページには書かれていない。 利用規約で確かめる) |
| Pococha | 18歳未満は、運営が特に認めた場合を除いて配信できない。 運営が特に認めた18歳未満と18歳の配信者は、22時から翌日5時までは配信できない。 事務所(オーガナイザー)は、登録して運営の承諾を得る必要がある。 運営や第三者が公認・支持していると誤認させる表示は禁止 | 報酬の具体的な計算(このガイドラインには書かれていない) |
| SHOWROOM | 配信するにはライバー登録をして承認を受ける。 未成年は保護者の同意が必要で、13歳未満は原則として配信できない(保護者が登録・管理するアカウントを除く)。 16歳未満は20時〜5時、18歳未満は22時〜5時の配信ができない。 評価ポイントは1ポイント1円で、月末締め・翌月末払い、締め時点で2,000ポイント未満などの場合は失効する、と書かれている | ガイドラインにはギフトの専用の項目がなく、ギフトとポイントの対応は別ページで確かめる必要がある |
| IRIAM | 公式ページでは「Vライブコミュニケーションアプリ」と紹介されている。 事業者向けのページで、提携やパートナーシップの相談を受け付けている | 配信の方法や年齢の条件(今回は公式ページで確かめられなかった) |
| YouTubeライブ | ライブ配信には「チャンネルの確認」が必要。 過去90日以内にライブ配信の制限を受けていないことも条件。 ヘルプの注記には年齢の記載がある(16歳以上) | スマホから配信するための要件(別のページに書かれている)、収益化の条件(別の制度) |
| Instagramライブ | (今回、公式ヘルプの本文を読み込めなかったため、条件は書きません) | 最新の条件は、Instagramアプリの「ヘルプ」で確かめてください |
表のとおり、同じ「ライブ配信アプリ」でも、公式ページで数字まで公開しているアプリと、条件だけを書いて数字は出していないアプリがあります。
SHOWROOMのように、ガイドラインに支払いのルールを書いているものもあれば、TikTok LIVEのようにダイヤモンドの価値を公式ページに書いていないものもあります。
数字が書かれていないからといって悪いわけではありませんが、ネット上の「1ダイヤモンドは○円」「還元率は○%」という数字を見たときは、出どころを確かめることが大切です。
アプリの条件は変わります
年齢の条件、配信できる時間帯、報酬のルールは、アプリの方針の見直しや法律の変更で変わることがあります。
この表は2026年10月17日に公式ページで確かめた内容です。
始める前に、各アプリの利用規約とヘルプで、そのときの内容を必ず確かめてください。
「どのアプリが稼げるか」を比べにくい理由
「どのアプリがいちばん稼げますか」という質問はよくありますが、答えるのは簡単ではありません。
理由は3つあります。
- 報酬のしくみが違う:アプリごとに、ギフトから報酬に変わる流れや、締め日・支払い日が違います。
同じ金額のギフトでも、手元に届く金額が同じとは限りません - 条件が違う:報酬の対象になるまでの条件(年齢、登録、審査など)が、アプリごとに違います
- 人によって結果が大きく違う:配信する時間帯、内容、続けた期間、見てくれる人の数などで、同じアプリでも結果はまったく違います
そのため、この記事では収益の多さで順位をつけません。
大切なのは、自分の目的に合っていて、続けられる環境かどうかです。
比べるときは、先ほどの5つの条件(目的・顔出し・収益・時間・年齢)を、アプリの公式ページの内容と照らし合わせてみてください。
複数のアプリを同時に使ってもいい?
配信アプリを1つに絞る決まりは、アプリ側にはありません。
最初は気になるアプリを2つほど入れて、配信する側と見る側の両方で試してみるのも良い方法です。
ただし、事務所に所属する場合は、契約の内容によってほかのアプリでの活動や、ほかの事務所との契約に条件がつくことがあります。
契約を結ぶ前に、「ほかのアプリでの配信は自由か」を書面で確かめておきましょう。
ケース別:こんなときは、こう考える
ここまでの整理をふまえて、よくある4つの状況ごとに、アプリの選び方の考え方を書きます。
どれもDUO編集部の考え方で、正解は1つではありません。
自分の状況に近いものを、判断の出発点にしてください。
ケース1:空いた時間に、副業として試してみたい
時間が限られているなら、配信の準備に手間がかからないことと、1回の配信を短く区切れることが大切です。
スマホ1台で始められるアプリを選び、まずは平日の夜に30分など、決めた時間だけ配信してみましょう。
収益を考えるなら、年齢、LIVEアクセスなどの条件を、先に公式ページで確かめておきます。
本業の会社に副業の決まりがある場合は、就業規則も確かめてください。
ケース2:18歳・19歳、または学生
TikTok LIVEの配信は18歳以上なので、18歳・19歳の方は配信そのものはできます。
ただし、契約や課金が関わるときは、保護者や信頼できる人にも相談しておくことをおすすめします。
学生の場合は、学校の決まり(アルバイトや副業の扱い)と、扶養に入っている場合の収入の考え方も関係します。
迷うときは、事務所に応募する前に、LINEなどで質問だけしてみる方法もあります。
ケース3:顔を出すのが不安
顔出しの不安は、「映す範囲」「背景」「プロフィール」の3つを整えると、かなり小さくなります。
いきなり本格的な顔出しにせず、最初は口元から下だけを映す、手元と声だけにする、などの段階をふむ方法もあります。
顔や姿を一切出さないことが前提なら、アバターで配信するタイプのサービスも比べてみてください。
不安の中身(知り合いに見つかる、住所が分かる、見た目を言われる、など)を書き出すと、対策が決まりやすくなります。
ケース4:事務所に入るか、個人で始めるか迷っている
事務所に入るかどうかは、本人が決められます。
個人で始めて、慣れてから事務所を探す人もいれば、最初から相談できる人がいると安心だという人もいます。
決める前に、費用がかかるか、報酬の流れはどうなっているか、ノルマはあるか、やめるときの条件は何かの4つを確かめましょう。
面談でその場で契約を急かされた場合は、断ってかまいません。
公式ページで見るべき項目のチェックリスト
アプリの公式ページ、利用規約、ガイドラインを読むときは、すべてを読む必要はありません。
次の項目だけ先に探すと、短い時間で必要な情報がつかめます。
| 見る項目 | 探すキーワード | 確かめる理由 |
|---|---|---|
| 年齢 | 「年齢」「未成年」「保護者」「18歳」 | 自分が配信できるか、条件がつくかが分かる |
| 配信できる時間帯 | 「時間帯」「22時」「深夜」 | 年齢によって配信できない時間があるアプリがある |
| 報酬の対象になる条件 | 「報酬」「収益化」「条件」「資格」 | どこから報酬の対象になるかが分かる |
| 支払いの時期 | 「締め」「支払い」「振込」 | お金が手元に届くまでの流れと、手数料の有無が分かる |
| 禁止事項 | 「禁止」「ガイドライン」「違反」 | アカウント停止などの原因になる行動を先に知れる |
| 事務所に関する決まり | 「事務所」「エージェンシー」「オーガナイザー」 | 事務所の登録や承諾の決まり、公認と誤解させる表示の禁止などが分かる |
| 音楽・著作権 | 「著作権」「音楽」「BGM」 | BGMを流して問題にならないかを事前に知れる |
検索の機能(Ctrl+F、スマホなら「ページ内検索」)を使うと、長い規約でも数分で確かめられます。
読んでも分からないことは、アプリのお問い合わせ窓口や、事務所に確かめてください。
アプリを選ぶ手順(まとめ)
ここまでの内容を、手順としてまとめます。
- 目的・顔出し・収益・時間・年齢の5つの答えを書き出す
- 気になるアプリを2〜3つに絞る
- 各アプリの公式ページで、年齢、報酬の条件、禁止事項を確かめる
- 実際にそのアプリで、ほかの人の配信を3つ以上見て、雰囲気を確かめる
- 合いそうなアプリで、短い時間(15〜30分)の配信を試す
- 続けられそうなら続け、合わなければ別のアプリを試す
比較表の数字より、実際に見て、実際に試してみるほうが、自分に合うかどうかの判断材料になります。
配信を見るときに、先に観察しておきたいこと
配信を始める前に、視聴者としてほかの人の配信を見ておくと、イメージがつかみやすくなります。
見るときのポイントを表にまとめました。
| 観察すること | 見方 |
|---|---|
| 最初の挨拶 | どんな言葉で始めているか。 初めて見に来た人にも分かる自己紹介か |
| コメントの拾い方 | 名前を呼んでいるか、すぐ答えているか、答えにくいコメントはどう流しているか |
| 間の取り方 | 話が途切れたとき、どう場をつないでいるか |
| 画面の見やすさ | 明るさ、顔の位置、背景。 見やすいと感じる配信は何が違うか |
| ギフトへの反応 | お礼の言い方。 ギフトを求める言い方をしていないか |
| 終わり方 | 次の配信の予定を伝えているか。 いつ終わるかが分かる終わり方か |
「まねをする」のではなく、「自分ならどうするか」を考える材料にしてください。
自分の話し方や雰囲気に合う方法は、配信を重ねるうちに見つかっていきます。
TikTok LIVEの特徴と、向いている人・向いていない人

このメディアは、TikTok LIVEに絞った情報を書いています。
ここでは、TikTok LIVEの特徴を整理したうえで、向いている人・向いていない人を考えます。
向き不向きは、DUO編集部の考えです。
公式の説明とは別に、判断の材料のひとつとして読んでください。
TikTok LIVEの特徴
- ショート動画と同じアプリで配信できる:普段からTikTokを見ている人は、新しいアプリを入れずに始められます
- ギフトを受け取ると、ダイヤモンドが集まる:集まったダイヤモンドは、TikTokの方針と条件に沿って報酬の対象になりうるとされています
- 配信を盛り上げるための機能が用意されている:コメント、コラボ配信、マルチゲスト、バトル、イベント、キャンペーンなど、TikTokのヘルプにある機能の見出しです
- コメントを守る仕組みがある:キーワードフィルターでひどいコメントを減らし、モデレーターを指名できます
- 配信の記録(リプレイ)を見返せる:終了後30日間は、プロフィールの「TikTok Studio」から見られ、ダウンロードもできます
- 事務所(エージェンシー)の制度がある:所属するかどうかは、本人が選べます。
事務所への所属は、収益化の条件には含まれていません
配信中の設定として、公式ブログでは配信前に「カメラの設定、エフェクト、コメントの管理、モデレーターの権限、視聴できる人の制限」を調整できると案内されています。
初めてでも、配信前に不安な点を整える余地があるといえます。
TikTok LIVEが向いている人
| こんな人 | 理由 |
|---|---|
| TikTokをすでに見ている・使っている | 画面の操作に慣れていて、ほかの人の配信を見て雰囲気をつかみやすい |
| 顔を出して、人と話すことを楽しめる | カメラに向かって話しかけ、コメントに答えるやり取りが配信の中心になる |
| コツコツ続けるのが苦ではない | 見てくれる人や、LIVEアクセスの維持には、定期的な配信が求められる(公式ブログより) |
| 応援(ギフト)が報酬につながるしくみに興味がある | ギフトとダイヤモンドの制度を、公式の条件の中で活かせる |
| 初めてで不安なので、相談できる人がほしい | エージェンシー制度があり、相談先を持ちたい人が事務所を選ぶ選択肢がある |
TikTok LIVEが向いていない人
| こんな人 | 理由と、代わりの考え方 |
|---|---|
| 18歳未満の方 | TikTok LIVEの配信は18歳以上です(2022年11月23日に、最低年齢が16歳から18歳に引き上げられました)。 18歳になってから、あらためて検討してください |
| 顔や姿を一切出したくない方 | 声だけ・手元だけなど映し方を工夫する方法はありますが、顔を出す人が多いアプリです。 アバターなど、姿を出さないことが前提のサービスも比べてみてください |
| 「すぐに収益が出る」と期待している方 | 報酬の対象になるには条件があり、配信を続けても結果は人によって違います。 短期間での成果を前提にしないほうが安全です |
| ライブ配信の時間をまったく取れない方 | 定期的な配信が続けにくい場合は、動画投稿のように時間を選べる形のほうが合うことがあります |
向いていないと書いた方でも、状況が変われば合うようになることがあります。
たとえば、18歳を迎えた、顔出しの不安が小さくなった、時間に余裕ができた、などです。
この表は、「あなたには無理」という意味ではなく、今の状況で何を先に整えるかの目安として使ってください。
向き不向きより、続けられる形を探す
ライブ配信は、向いているかどうかを事前に完全に判断することはできません。
まず短い時間(15〜30分)で試して、自分に合うか確かめる使い方もおすすめです。
続けられそうなら続ける、合わなければ別のアプリや別の形を考える、くらいの気持ちで大丈夫です。
配信の内容は何にする? ジャンル別の考え方
配信を始めるとき、多くの方が「何を配信すればいいのか」で迷います。
TikTok LIVEでは、雑談、歌、ゲーム、メイクやおしゃれ、作業、料理など、さまざまな内容の配信が行われています。
どれを選んでも、公式に決められた「正解」はありません。
ここでは、代表的なジャンルごとに、向いている人と気をつけたい点をまとめます。
| ジャンル | 向いている人 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 雑談 | 人と話すのが好き。 コメントとやり取りするのが楽しい | 話題が続くように、話のストックを用意する。 個人情報を話しすぎない |
| 歌・楽器 | 歌や演奏が好きで、聞いてもらいたい | 音楽の権利のルールがアプリごとに決まっている。 使ってよい曲かを事前に確かめる。 音質も大切 |
| ゲーム | ゲームが好きで、プレイしながら話せる | ゲームごとに配信のルールがある。 画面共有や配信ソフトの設定が必要になることがある |
| メイク・おしゃれ | 見た目や服、メイクの話が好き。 顔を出すことに抵抗が少ない | 手元や顔が明るく映る照明が大切。 商品の紹介は、広告の表示のルールに注意する |
| 作業・勉強 | 一人で作業しながら、見守られるのが心地よい | 映る範囲を決める。 書類や画面に個人情報が映らないようにする |
| 料理・手芸・趣味 | 手元の作業を見せるのが好き | 手元のカメラの位置を工夫する。 道具の安全に気をつける |
最初は雑談から始める方が多いですが、必ずそうする必要はありません。
「話すのが苦手」と思っている方でも、作業しながら、時々コメントに答える形なら続けやすい場合があります。
最初に決めた内容を、途中で変えてもまったく問題ありません。
ジャンルを決めるときは、自分が楽しく続けられるかを第一に考えましょう。
「受けそうだから」という理由だけで選ぶと、続かなくなりやすいです。
複数のジャンルを試して、一番楽しいものを残していく方法もあります。
TikTok LIVEを始める手順(スマホとパソコン)

TikTok LIVEを始める手順を、公式ブログ「How to Go LIVE on TikTok: A Step-by-Step Guide」(2026年9月29日)と、「TikTok LIVE StudioでLIVEアクセスを取得する方法」(2026年9月29日)をもとに説明します。
TikTokの画面の表記は、アプリのバージョンや地域で変わることがあります。
そのため、手順は流れを中心に書き、ボタンの名前は目安として読んでください。
始める前に確かめる条件
TikTokの公式ページ(ヘルプと公式ブログ)によると、配信を始める前の条件は次のとおりです。
| 条件 | 公式ページに書かれていること |
|---|---|
| 年齢 | 18歳以上(または居住地の成年年齢)。 収益化の機能は、18歳以上(韓国は19歳以上) |
| フォロワー数 | TikTokヘルプには「フォロワーが1,000人以上である(地域によって異なる場合があります)」とある。 LIVE Creator Networksの公式ブログには人数の記載がなく、「フォロワー要件」とだけある |
| ルール | TikTokのコミュニティガイドラインと利用規約を守る |
| アカウントの状態 | 活動の履歴、直近のLIVE活動、ガイドラインの遵守、定期的な配信の継続などが関係する |
フォロワー数については、ネット上で「50人」「1,000人」など、記事によって数字がばらばらです。
TikTokのヘルプ「TikTok LIVEとは?」には「1,000人以上(地域によって異なる場合があります)」とあります(2026年10月17日に確かめました)。
日本でいま自分が配信できるかは、アプリの「LIVE」ボタンや、LIVE Studioの「あなたのLIVEアクセス」で確かめるのが確実です。
DUOの場合は、所属するとDUOから配信の権限が付与されるので、フォロワーが0人でも配信を始められます。仕組みの詳細は、面談で説明します。
自分がLIVEをできるか確かめる方法
LIVEアクセス(配信できる状態)の確かめ方は、公式ブログで次のように案内されています。
- TikTokのLIVE Studioを開き、右上の表示からアクセス権の状態を確認する
- 「あなたのLIVEアクセス」を選ぶと、現在の状態と申請のオプションが表示される
- 活発に配信しているアカウントは、条件を満たしていれば「アクセスを取得」から申請する
- 活動が少ないアカウントや、ほかのプラットフォームから移ってきた人は、専用の申請ページからフォームを送る。
TikTokが審査して、結果が通知される - アクセスを取得したあとは、ガイドラインを守り、定期的にLIVEを行うことで使い続けられる
公式ブログに書かれている申請の流れは、TikTokが審査して、結果を通知する形です。
事務所がLIVEアクセスを付与する仕組みは、TikTokの公開ページ(ヘルプと公式ブログ)では確認できていません。
DUOの場合は、このあとの「DUOの場合」の章に書いています。
「すぐにLIVEできるようにします」という誘いに注意
SNSのDMなどで「フォロワーが少なくてもLIVEできるようにします」「条件を飛ばせます」と、知らない相手から持ちかけられることがあります。
その場で信じず、誰が、どんな仕組みで権限を付与するのかを、書面や相手の説明で確かめてください。
アカウントのIDやパスワードを人に教える必要はありません。
スマホで配信する手順
公式ブログに書かれているスマホからの配信手順は、次のとおりです。
- TikTokアプリを開き、画面下の「+(作成)」をタップする
- 画面下のメニューを左右にスワイプして「LIVE」を選ぶ
- タイトルとカバー画像を決め、そのほかの設定を、配信の内容に合わせて調整する
- 「LIVE配信を開始(Go LIVE)」をタップする
配信を始める前の画面で、カメラの設定、エフェクト、コメントの管理、モデレーターの権限、視聴できる人の制限が調整できます。
初めての配信前に、コメントの設定だけは必ず見ておくことをおすすめします。
ひどいコメントを減らすキーワードフィルターや、コメント欄を手伝ってくれるモデレーターの設定は、安心して配信するための土台になります。
パソコンで配信する3つの方法
公式ブログでは、パソコンからの配信方法として次の3つが紹介されています。
アカウントや地域によって、使える方法が違うことがあります。
| 方法 | 手順の流れ | 向いている場面 |
|---|---|---|
| TikTok LIVE Studio | パソコンにLIVE Studioを入れ、TikTokアカウントでログイン。 カメラ・マイク・画面キャプチャなどを設定し、タイトルを付けて、プレビューを確かめてから開始する。 LIVEアクセスが必要 | パソコンの画面を映す、ゲームや作業を見せる |
| OBS(配信ソフト) | OBSでシーンを作り、映像と音声の入力元を追加し、TikTokが発行するサーバーURLとストリームキーを入力してから、配信を開始する | 画面の構成を細かく作り込みたい |
| ブラウザ版TikTok | パソコンのブラウザでTikTokにログインし、「LIVE」のボタンから、タイトルやカバーを設定して開始する | ソフトを入れずに、手軽に試したい |
パソコン配信は、安定した回線が特に大切です。
スマホの場合も、配信中に通信が途切れると、見てくれている人が離れやすくなります。
Wi-Fiが安定している場所で、配信前に回線の状態を確かめておきましょう。
パソコン配信の詳細はTikTok LIVE StudioとTikTok LIVE PCの記事で扱います。
配信前のチェックリスト
公式ブログでは、配信前に「インターネット回線、音声の質、照明、カメラの角度、配信内容の計画」を確かめるよう案内されています。
具体的な数値(明るさや回線速度の目安)は書かれていないので、ここでは自分で確かめる方法を表にまとめました。
| 確かめること | 確かめ方 | 直し方の例 |
|---|---|---|
| 回線 | 配信する場所で動画を再生して、止まらないかを見る | Wi-Fiの近くに移る。 ほかの端末の通信を止める |
| 音 | 試しに10秒話して、自分の声を録音して聞き直す | 周りの音が入る場合は、静かな時間帯や場所に変える |
| 明るさ | 画面に映った自分の顔が暗くないか確かめる | 窓の光を正面から受ける向きに座る。 電気を付ける |
| カメラの角度 | 顔が画面の中央よりやや上に映っているか見る | スマホを目線の高さに置く。 スタンドを使う |
| 背景 | 映り込んでいるものを1つずつ確かめる | 郵便物、書類、制服、窓の外の景色など、個人が分かるものを片付ける |
| スマホの状態 | バッテリー、通知、空き容量を確かめる | 充電しながら配信する。 通知を切る。 機内モード+Wi-Fiにする |
| 配信内容 | 最初の挨拶と、話すことを3つ決める | メモを手元に置く |
照明や背景は、機材を買わなくても改善できることが多いです。
機材について詳しく知りたい方は、ライブ配信の機材の記事を読んでみてください。
配信の前に、スマホの設定を整える
配信中に、スマホの通知や画面の動きで困ることがあります。
次の設定を、配信の前に見ておくと安心です。
設定の名前や場所は、機種やOSのバージョンで違うので、ここでは考え方を書きます。
| 設定 | 見直す理由 |
|---|---|
| 通知(メッセージ・アプリ) | 配信画面に通知が出ると、名前や内容が見えてしまうことがある。 特に、家族や知人からのメッセージの通知が映ると、個人情報が分かるおそれがある。 おやすみモードや集中モードで通知を止める |
| 画面の自動ロック | 配信中に画面が暗くなったり、ロックされたりしないように、自動ロックの時間を長くする |
| バッテリーと充電 | 配信は電池の消費が早い。 充電しながら配信するか、あらかじめ満充電にしておく |
| 空き容量 | 空き容量が少ないと動作が重くなることがある。 不要な写真や動画を整理しておく |
| 電話の着信 | 配信中に電話がかかってくると、配信が止まることがある。 着信を止める設定を見ておく |
| カメラとマイクの許可 | TikTokアプリに、カメラとマイクの許可がされているか確かめる |
スマホが熱くなって動作が遅くなる場合は、直射日光を避ける、充電しながらの配信を控えめにする、ケースを外す、などで改善することがあります。
それでも改善しない場合は、配信の時間を短くする方法もあります。
配信する時間帯の決め方
「何時に配信すればいちばん見てもらえますか」という質問は、とても多いです。
ただ、TikTokの公式ページには、おすすめの時間帯や、見られやすい時間帯の数字は書かれていません。
ネット上には「夜21時〜24時が見られやすい」といった説明もありますが、出どころの分からないものは、そのまま信じず、自分で試して確かめるのが確実です。
確かめる方法は、いくつかの時間帯で配信して、記録を取ることです。
次のような記録表を作ると、傾向が見えてきます。
| 日付 | 曜日・時間帯 | 配信の長さ | 来てくれた人の数 | コメントの数 | 気づいたこと |
|---|---|---|---|---|---|
| 10/20 | 火・夜 | 30分 | (自分で記録) | (自分で記録) | 最初の10分は静かだった |
| 10/22 | 木・夜 | 45分 | (自分で記録) | (自分で記録) | コメントに名前で答えたら続いた |
| 10/26 | 日・昼 | 30分 | (自分で記録) | (自分で記録) | 昼は話しやすい雰囲気だった |
表は記入例の形で、数字はあなたが自分で記録する欄です。
3〜4週間記録すると、「自分の配信は、この時間が話しやすい」「この曜日は来てくれる人が多い」といった自分なりの傾向が見えてきます。
時間帯の詳しい考え方は、配信時間帯のおすすめの記事で扱います。
時間帯を決めるときの考え方
見てくれる人が多い時間帯より、自分が落ち着いて話せる時間帯を優先すると、続けやすくなります。
家族が家にいる時間、仕事や学校の疲れが残る時間は、集中しにくいことがあります。
年齢によっては、配信できない時間帯があるアプリもあるため、規約も確かめてください。
初めての配信は、15〜30分くらいで十分
初めての配信で、長時間がんばる必要はありません。
最初は15〜30分ほどで終えて、配信そのものに慣れることを目標にするのがおすすめです。
これは公式の決まりではなく、DUO編集部の考えです。
初回の流れの例を、次の表にまとめました。
話す内容はあらかじめ決めておくと、頭が真っ白になったときも安心です。
| 時間 | やること | ひとこと例 |
|---|---|---|
| 最初の3分 | 挨拶と自己紹介。 配信を始めた理由を一言 | 「はじめまして、今日が初めての配信です」 |
| 3〜15分 | 用意した3つの話題から、コメントに合わせて話す | 「今日は、最近ハマっていることを話します」 |
| 15〜25分 | コメントをくれた人に、名前を呼んでお礼を言う | 「コメントありがとう、うれしいです」 |
| 最後の2分 | 次の配信の予定を伝えて、終わる | 「次は水曜の夜にやります」 |
初配信で話すことの具体的な例は、初配信で話すことの記事で紹介します。
配信が終わったら、リプレイを見返す
TikTok LIVEの配信は、終了後に記録(リプレイ)が残ります。
公式ブログ「TikTok LIVE Replays」(2026年10月10日)によると、リプレイは配信が終わってから30日間、見たりダウンロードしたりできます。
場所は、プロフィールの「メニュー」から「TikTok Studio」を開き、「LIVE」→「LIVE recordings」の順に進みます。
LIVE Centerからも見られます。
見返すときは、次の点に気をつけると次回に活かしやすくなります。
- 最初の挨拶は聞き取りやすかったか
- 話題が変わるところで、間が空きすぎていないか
- コメントに答えるタイミングは自然か
- 背景に、個人が分かるものが映っていないか
自分の声や姿を見返すのは少し照れくさいものですが、1回でも見返すと、次の配信で直したい点がはっきりします。
初心者がつまずきやすいことと、その対処
最後に、始めたばかりの方がつまずきやすいことを表にまとめます。
どれも、DUO編集部が考える一般的な対処で、公式の決まりではありません。
| つまずき | よくある原因 | 試してみること |
|---|---|---|
| 配信ボタンが出ない・LIVEができない | LIVEアクセスがない、年齢の条件を満たしていない、アプリが古い | LIVE Studioの「あなたのLIVEアクセス」で状態を確かめる。 アプリを更新する |
| 映像が止まる・音が途切れる | 回線が不安定、スマホの熱、ほかのアプリの動作 | Wi-Fiの近くに移る。 ほかのアプリを閉じる。 スマホを冷やす |
| 顔が暗く映る | 光が背中側から来ている、部屋が暗い | 窓や照明を正面に置く。 スマホの位置を目線に合わせる |
| 何を話せばいいか分からない | 話題を用意していない、沈黙への不安 | 話題を3つ決める。 コメントに質問する |
| 誰も来ない | 始めたばかりでは普通。 時間帯や頻度が合っていないこともある | 数週間は記録を取りながら続ける。 時間帯を変えて試す |
| 疲れて続かない | 頻度が多すぎる、遅い時間に配信している | 週の回数を減らす。 短い配信にする。 休む日を決める |
| 知り合いが気になる | プロフィールや背景に、個人が分かる情報がある | プロフィール、背景、話す内容を見直す |
どの場合も、最初から完璧にしようとしないことが大切です。
気づいたことをメモして、1回の配信で直す点を1つだけ決めるくらいが、続けやすいペースです。
はじめの1週間の進め方(例)
最後に、1週間の進め方の例を紹介します。
これはDUO編集部の提案で、公式の決まりではありません。
自分の生活に合わせて変えて大丈夫です。
| 日 | やること |
|---|---|
| 1日目 | LIVEアクセスの状態を確認する。 コメントの設定、キーワードフィルターを見る |
| 2日目 | ほかの人のTikTok LIVEを3つ見て、挨拶や間の取り方を観察する |
| 3日目 | プロフィールを整える。 個人が特定される情報が入っていないか確かめる |
| 4日目 | 背景と明るさを整える。 10秒の録音・録画で確かめる |
| 5日目 | 初配信(15〜30分)。 終わったらリプレイを見る |
| 6日目 | 気づいたことをメモして、次の配信で変える点を1つ決める |
| 7日目 | 2回目の配信。 時間帯を変えてみてもよい |
配信を続けるための工夫
ライブ配信は、始めるより、続けるほうが難しいといわれます。
ここでは、公式の決まりではなく、DUO編集部が考える「続けるための工夫」をまとめます。
どれも、自分の生活に合わせて取り入れてください。
| 工夫 | 内容 |
|---|---|
| 時間を決める | 曜日と時間をある程度決めておくと、見てくれる人も来やすくなる。 決めるのは「毎日」でなくてよく、週に2〜3回でも続けやすい |
| 終わりの時間も決める | 始める時間だけでなく、終わりの目安も決めておくと、疲れすぎない |
| 配信前のルーティン | 水を用意する、スマホを充電する、通知を切る、背景を見る、の4つを毎回同じ順で行うと、準備が楽になる |
| 話題のストック | その日の出来事、最近見たもの、好きな食べもの、小さな悩みなど、話せそうなことをメモアプリにためておく |
| 見返す | 週に1回、リプレイの一部を見て、次に変える点を1つだけ決める |
| 休む日をつくる | 疲れたら休んでよい。 無理に毎日続けようとして、嫌になってしまうほうがもったいない |
見てくれる人の数が増えなくて落ち込むこともあるかもしれません。
その場合は、数字よりも、コメントをくれた人とどんな話ができたかに目を向けると、続けやすくなります。
見てくれる人が増えるペースは人によって違い、公式にも「何日で何人」といった目安は書かれていません。
話すことがなくなったときの考え方
配信中に話題が尽きて、沈黙が怖くなることは、誰にでもあります。
そのときに慌てないために、あらかじめ「困ったときの引き出し」を3つ決めておくのがおすすめです。
- コメントに質問する:「今日はどんな1日でしたか?」と、見てくれている人に聞く
- 目の前のことを実況する:飲み物、部屋の様子(映してよいもの)、今の気分などを言葉にする
- 用意した話題に戻る:メモに書いた話題のストックを見て、次の話題に移る
沈黙を完全になくす必要はありません。
少し黙ってしまっても、「ちょっと考えていました」と笑って言えば、場の空気は和らぎます。
沈黙の対処法は、沈黙したときの対処の記事で扱う予定です。
困ったコメントが来たときの流れ
配信には、いろいろな人が来ます。
ほとんどの人は応援してくれますが、中にはひどい言葉を書き込む人もいます。
TikTok LIVE Creator Networks の公式ブログでは、ひどいコメントを減らすためのキーワードフィルターや、モデレーターを指名する機能があると案内されています。
また、配信前に、コメントの管理や視聴できる人の制限を調整できます。
困ったコメントが来たときの流れの例を書きます。
- 反応しない。
返事をすると、さらに書き込まれることがある - コメント欄の機能で、そのコメントやユーザーに対処する(非表示、ブロック、報告など。
アプリの表示に従う) - くり返される場合は、キーワードフィルターを設定する
- モデレーターを指名できる場合は、信頼できる人に手伝ってもらう
- 気分が悪くなったら、配信を早めに終えてよい
- 事務所に所属している場合は、マネージャーに共有する
配信を終えることは、逃げではありません
困ったコメントで気持ちが乱れたときに、無理に続ける必要はありません。
安全に続けるために、いつでも終わらせてよいという考え方を持っておくと、気持ちが楽になります。
深刻な誹謗中傷や脅しを受けた場合は、画面を保存して、各種の相談窓口や警察に相談することもできます。
家族や身近な人に、どう伝えるか
ライブ配信を始めることを、家族や身近な人に伝えるかどうかは、人によって違います。
伝えるときに気をつけたいことと、伝えない場合に気をつけたいことをまとめます。
| 場合 | 気をつけること |
|---|---|
| 伝える場合 | 何を配信するか、どのアプリを使うか、事務所に所属する場合はその内容を、先に説明する。 配信中に家族が映り込まないよう、時間と場所の約束をしておく |
| 伝えない場合 | 同居の家族に聞かれたり、映り込んだりしない場所と時間を選ぶ。 背景や音から家族や自宅が分かることがないか確かめる |
| 18歳・19歳、学生の場合 | 契約や支払いが関わるときは、保護者や信頼できる人に一度相談してから決める |
| 職場や学校に知られたくない場合 | プロフィール、背景、話の内容から勤務先や学校が分かる情報を出さない |
収益のしくみと、年齢・お金・安全の基本

配信を始める前に知っておきたい、お金・年齢・安全の基本を、公式の情報と公的機関の案内をもとに説明します。
ギフト、ダイヤモンド、報酬の流れ
TikTok LIVE Creator Networks の公式ブログ「What Are TikTok LIVE Gifts and Why Do Viewers Send Them?」(2026年7月6日)に書かれている内容を、流れにまとめます。
- 視聴者が、TikTokのコインを使ってギフトを送る。
ギフトは、配信者がLIVEで有効にしている場合に使える - 配信者は、受け取ったギフトに応じて、ダイヤモンドを集める
- ダイヤモンドは、TikTokが配信者の人気や貢献を表すために使う。
プラットフォームの方針と、資格の条件に沿って、報酬を受け取れる可能性がある
つまり、報酬を決めるのは配信者本人でも、事務所でもなく、TikTokが定めたしくみです。
ダイヤモンドを集められる条件は、公式ブログに次のように書かれています。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 居住地 | LIVEギフトが利用できる地域に住んでいる |
| 年齢 | 18歳以上(韓国は19歳以上) |
| 配信の資格 | LIVEができる状態にある |
| アカウントの状態 | 良好で、TikTokのルールを守っている |
| 対象外 | 政府・政治家・政党のアカウントや、一部の公共性の高いアカウントは対象外 |
収益化の条件のページ(2026年6月23日)にも、年齢、アカウントの状態、地域などが書かれています。
事務所への所属は、条件に含まれていません。
そのため、「事務所に入らないとギフトの収益が得られない」という説明は、公式の説明とは合いません。
1ダイヤモンドが何円かは、公式ページに案内がありません
コインの価格は、TikTokのコイン購入ページ(ウェブ購入)に書かれています。
2026年10月17日に確かめた範囲では、30コインが56円、17,500コインが32,170円など(1コインあたり約1.84〜1.87円)で、アプリ内(App Store・Google Play経由)の価格とは違うことがあります。
一方、ギフトごとのダイヤモンド数、ダイヤモンドの円換算、還元率、支払いの時期などの数字は、今回確認した公式ページには書かれていませんでした。
数字を知りたいときは、アプリの画面に表示される値を確かめてください。
ネット上の数字は、いつ、どの画面で見たものかが書かれていないと、古い可能性があります。
収益が出るまでの現実的な見方
ギフトのしくみがあっても、誰でもすぐに収益が出るわけではありません。
このメディアでは、「月に○万円稼げる」「必ず稼げる」といった表現は使いません。
理由は、結果が配信する人ごとに大きく違うこと、そして公式ページにも金額の保証がないことです。
現実的には、次のように考えておくと、がっかりしにくくなります。
- 最初の数週間は、収益よりも配信に慣れることと、見てくれる人との関係を作ることが中心になる
- 収益を目的にするなら、条件(年齢、LIVEアクセス、地域など)を先に確かめておく
- ギフトは、視聴者の自由な気持ちで送られるもの。
お願いして集めようとしないほうが、長い目で見て安心して続けられる
報酬のしくみについての詳しい解説は、TikTok LIVEの稼ぎ方の記事で、公式に書かれていることと書かれていないことを分けて説明しています。
収入があったときの税金
配信で報酬を受け取ったら、税金のことも考える必要があります。
国税庁のタックスアンサー(No.1900「給与所得者で確定申告が必要な人」)には、会社などから給与をもらっている人は、給与を1か所から受けていて全額が源泉徴収されている場合などに、給与と退職金以外の所得の合計が年間で20万円を超えると確定申告が必要になる、と書かれています(ほかにも細かい条件があります)。
この記事で紹介できるのは、あくまで国税庁の一般的な案内の一部です。
配信の報酬がどの所得の種類になるか、経費をどう考えるかは、人の状況によって変わります。
また、学生・主婦(主夫)・扶養に入っている人は、別の決まりが関わることがあります。
具体的な判断は、税務署か税理士に相談してください。
税金の話はTikTok収益の税金と確定申告はいくらからの記事で、順に扱います。
年齢のこと
TikTok LIVEの配信は18歳以上です。
TikTokは2022年11月23日から、LIVEで配信できる最低年齢を16歳から18歳に引き上げました(TikTok Newsroom)。
ギフトを送る、収益化の機能を使うことも、18歳以上の人が対象です。
18歳・19歳の方は、法律上は成人ですが、契約や支払いが関わるときは、一度立ち止まって保護者や信頼できる人に相談できるようにしておくと安心です。
国民生活センターも、20歳代の若い方を中心に、タレント・モデルの募集をきっかけにした高額契約のトラブルについて注意喚起しています(2023年12月12日)。
配信で気をつけたい権利とルール
配信は、公の場で発信する行為です。
個人の部屋から配信していても、見ている人は不特定の人たちなので、いくつか知っておきたいルールがあります。
ここでは基本的な考え方だけを紹介します。
具体的な判断が必要なときは、アプリの規約や、専門家(弁護士など)に確かめてください。
| 場面 | 気をつけること |
|---|---|
| 他人が映り込む | 家族、友人、通行人、お店の人などが映る場合は、本人の了承を取るか、映らない位置で配信する。 特に子どもの映り込みには注意する |
| 音楽を流す | 市販の曲をBGMとして流してよいかは、アプリごとのルールがある。 たとえばSHOWROOMのガイドラインには、JASRACとNexToneの管理曲は登録があれば利用できると書かれている。 TikTok LIVEでは、アプリ内の音楽の利用ルールを確かめる |
| ゲーム画面・他社の作品 | 作品の提供元が配信のルールを定めていることがある。 公式サイトの「配信ガイドライン」を確かめる |
| 商品やサービスの紹介 | 企業から依頼を受けた紹介は、広告だと分かる表示が必要になる場合がある(次の項目を参照) |
| 他人の個人情報 | 名前、住所、勤務先、写真などを、本人の了承なく話したり映したりしない |
| 未成年の視聴者 | ギフトの送信は18歳以上のため、未成年の視聴者に課金をあおるような言い方をしない |
広告だと分からない表示(ステルスマーケティング)
消費者庁によると、2023年10月1日から、広告であるのに、一般の消費者が広告だと分からない表示(ステルスマーケティング)は、景品表示法の違反になります。
企業がインフルエンサーなどの第三者に依頼や指示をした広告も対象に含まれます。
一方、個人の感想にすぎないものや、テレビCMのように広告だと分かるものは対象外とされています。
この規制の対象になるのは、商品やサービスを供給する事業者(広告主)です。
依頼を受けた配信者が直接の対象になるわけではないと、消費者庁のページに書かれています。
ただし、企業から商品の紹介や宣伝を頼まれたときは、「PR」「広告」など、広告だと分かる表示をするように、依頼元と確かめておくと安心です。
お金や商品の提供を受けて紹介する場合は、特に気をつけましょう。
事務所の「口コミ」も同じ考え方
事務所が所属ライバーに頼んで書いてもらった「この事務所はよかった」という投稿が、頼まれたものだと分からない形で出ていると、読む人は個人の感想だと思ってしまいます。
事務所を調べるときは、感想の出どころ(本人が自由に書いたものか、頼まれたものか)が分かるかどうかも見てみてください。
迷ったら、アプリの規約と相談窓口へ
著作権、肖像権、広告のルールは、細かい判断が必要になることがあります。
自分で判断できないときは、アプリの規約を確認する、事務所に所属している場合はマネージャーに相談する、といった方法を取りましょう。
身バレ・個人情報を守る基本
顔出しの配信では、「知り合いに見つかったら」「住んでいる場所が分かってしまったら」という不安を持つ方が多いです。
不安を完全になくすことはできませんが、準備で減らせます。
次の表は、配信前に見直したいことのチェックリストです。
| 見直すところ | 具体的にすること |
|---|---|
| 背景 | 窓の外の景色、郵便物、書類、制服、特徴的な家具など、場所や職場が分かるものを映さない |
| 音 | 近くを走る電車、チャイム、防災無線の放送など、地域が特定される音が入らないようにする |
| プロフィール | 本名、学校名、勤務先、最寄り駅などを書かない。 ほかのSNSのIDも載せるか慎重に決める |
| 連絡先との関係 | 電話帳やほかのSNSと連動する設定を見直す(詳しくは別の記事で扱う) |
| コメントへの答え方 | 住んでいる地域、1日の行動、予定を具体的に答えない |
| 外出先の配信 | 外で配信する場合は、周りの人や建物、看板が映り込まないようにする |
身バレや危ない目に遭わないための対策は、身バレ対策の記事で、より詳しく取り上げます。
コメントの荒らしへの対策は、荒らし対策の記事を参考にしてください。
事務所(エージェンシー)に入るかどうか
TikTok LIVEには、エージェンシー(事務所)の制度があります。
入るかどうかは本人が決めることで、入らずに個人で配信している人もたくさんいます。
公式の案内(TikTok Creator Network Agency Invite)では、事務所に所属する流れは次のように説明されています。
- 配信者が、TikTokアプリの「設定とプライバシー」→「クリエイターツール」→「LIVE Center」→「Agency Center」で、招待コードを出す
- 事務所の担当者が、そのコードを使って招待を始める
- 配信者が、届いた招待の内容を確認して、参加を承認する
つまり、配信者本人が承認しなければ、所属は成立しません。
また、TikTokの公式ブログには、エージェンシーは独立した第三者の事業者で、TikTokはその事業や行為を推奨・後援しておらず、責任も負わない、という断り書きがあります。
そのため、「TikTok公式の事務所」「TikTokが認めている事務所」と受け取れる説明を見たときは、慎重に確かめてください。
エージェンシーがTikTokの仕組みの中でできること
「事務所は何をしてくれるのか」を考える前に、TikTokの仕組みの中で、エージェンシーが何をできるのかを知っておくと、説明を聞くときに判断しやすくなります。
TikTokは、エージェンシー向けの管理ツール「LIVE Backstage」を用意しています。
公式ブログ「What Is TikTok LIVE Backstage?」(2026年6月18日)には、次のように書かれています。
| 分類 | エージェンシーがツールで管理できること |
|---|---|
| 配信者の管理 | 所属する配信者の受け入れ、関係の管理、成果の確認、グループ分け、課題の割り当て、参加状況の確認 |
| 配信の計画 | 配信のスケジュールの作成・管理、参加の状況の確認 |
| 成果の確認 | 配信者ごと・チームごとの数字を見て、よく伸びている配信者や傾向を調べる |
| キャンペーン | 収益や配信の活動などで順位を競う、地域ごとのイベントへの参加 |
| 集客の道具 | FlaresやPromoteクーポンなどを、条件を満たす範囲で配信者に割り当てる |
同じ記事には、この管理ツールを使えるのは、登録して承認を受けたエージェンシーとその担当者だけで、配信者個人は単独で使えないと書かれています。
また、エージェンシーになるには、TikTok LIVE Creator Networksのページによると、LIVE Backstageでアカウントを作り、設立・登記の証明書、株主情報、主な経営者の情報を添えて申し込み、審査を受ける流れです。
審査の結果は、通常5〜7営業日以内にメールで届くとされています。
つまり、エージェンシーは、TikTokの審査と承認を受けた事業者ではあります。
しかし、同じ公式ブログに書かれているとおり、エージェンシーはTikTokとは独立した第三者の事業者で、TikTokがその事業や行為を推奨・後援しているわけではありません。
承認を受けていることは事実として確かめられても、その事務所の費用、契約の内容、サポートの質をTikTokが保証しているわけではないことは、覚えておいてください。
確かめる順番
①その事務所がTikTok LIVEのエージェンシーとして承認を受けているか(事務所に聞く)。
②費用・報酬の流れ・ノルマ・やめ方が、書面で説明されるか。
③招待は、自分のアプリの「Agency Center」の招待コードをもとに、自分の承認で成立するか。
この3つを確かめると、よく分からないまま所属してしまう失敗を減らせます。
TikTok LIVEの主な機能
TikTok LIVEには、配信を支えるさまざまな機能があります。
TikTokのヘルプや公式ブログで確かめた範囲で、名前と使いどころを表にまとめました。
詳しい使い方は、機能ごとの記事で順に解説します。
| 機能 | 公式ブログ・ヘルプで確かめられたこと |
|---|---|
| コメント | 視聴者が文字で反応できる。 配信前に管理の設定ができ、キーワードフィルターでひどいコメントを減らせる |
| モデレーター | コメント欄の管理を手伝う人。 配信者が権限を設定できる |
| いいね(ハート) | 視聴者が画面をタップして応援できる。 配信中に積み重なり、どの場面でどう反応があったかの目安になる |
| ギフト | 視聴者がコインで送る。 配信者はダイヤモンドを集める |
| コラボ・マルチゲスト | ほかの配信者や視聴者と一緒に配信する機能(TikTokのヘルプに項目がある) |
| LIVE Events・キャンペーン | TikTokが用意するイベントや施策(TikTokのヘルプに項目がある) |
| リプレイ | 配信が終わってから30日間、見たりダウンロードしたりできる |
| LIVE Studio | パソコンから配信するための公式ツール。 LIVEアクセスが必要 |
| LIVE Center | アプリ内の配信に関する機能の置き場所。 エージェンシーの招待コードもここ |
コメントの「いいね」については、TikTok LIVE Creator Networksの公式ブログ(2026年10月10日)に、配信中に積み重なっていくいいねの変化を見ると、どの場面や話題、形式がよい反応を得たかの手がかりになると書かれています。
数字の大小よりも、どんなときに反応があったかを見る材料として使うのが、続けるコツです。
事務所を選ぶときに確かめたいことは、次の表のとおりです。
| 確かめること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 費用 | 登録料、レッスン料、機材代、所属費など、配信者が払うお金は何があるか |
| 報酬の流れ | 報酬はどこから、どのように配信者に支払われるか。 事務所が差し引くお金はあるか |
| ノルマ | 配信時間や日数などの決まりはあるか。 守れなかったとき、どうなるか |
| やめるとき | やめ方、違約金の有無、やめたあとの活動に制限はないか |
| サポートの中身 | 具体的に何をしてくれるか。 実際に今もやっていることか |
| 契約書 | 面談の場でサインを求められないか。 持ち帰って読む時間をもらえるか |
国民生活センターは、「合格」と伝えてその場で契約を急がせる、費用を求めるといった、タレント・モデル募集をきっかけにしたトラブルへの注意を呼びかけています。
困ったときは、消費者ホットライン「188(いやや!)」で、最寄りの消費生活センターを案内してもらえます。
選び方の詳しい手順はライバー事務所の選び方の記事にまとめています。
実際にあったトラブルの相談事例から学ぶ
国民生活センターは、2023年12月12日に、タレントやモデルの募集をきっかけにした高額契約のトラブルについて、注意を呼びかけました。
ライブ配信の事務所に限った発表ではありませんが、「夢につけ込む勧誘」で起きやすい流れを知るうえで参考になります。
公表されている相談事例を、要点だけ紹介します。
| 事例 | 内容(国民生活センターの発表より) |
|---|---|
| 事例1(20歳代・大学生) | オーディション広告から面接に進み、「合格」の連絡後に、事務所でマネジメント契約を勧められた。 「今契約しなければチャンスはない」と言われ、初期費用約10万円、月約3万円の所属費、レッスン料の説明を受けた。 違約金の額は示されず、契約書にも詳しい記載がなかった。 1か月後に解除を申し出ると、初期費用と半年分の所属費を違約金として請求された |
| 事例2(20歳代・大学生) | 映画のキャスト募集に応募し、面接で「実績が必要」として事務所への登録を勧められた。 年会費約5万円を支払い、次の面接で「確実に仕事ができる」と業務提携を勧められて、約60万円の分割契約を結んだ。 解約を申し出ると、40%の違約金が発生すると言われた |
発表では、トラブルを防ぐポイントとして、次の3点が挙げられています。
- 夢につけ込む勧誘に注意する。
「合格」などの言葉で気持ちを高め、有料のレッスンや契約を勧める業者がある。
借金やクレジットで支払わせようとする場合もあるので、家族や周囲に相談し、冷静に判断する。
レッスンを受けても仕事につながるとは限らない - その場での契約を避ける。
面接の場で契約を迫られることがある。
活動内容、サポート体制、費用の内訳を確認し、説明と違うと感じたら断る - 不安があれば早めに相談する。
消費者ホットライン「188(いやや!)」で、最寄りの消費生活センターを案内してもらえる
この事例は、特定の事務所を指すものではありません
ライブ配信の事務所のほとんどが問題だという意味ではありません。
どの事務所を検討するときでも、費用の内訳を書面でもらう、その場でサインしない、家族や周りに相談するという基本は同じです。
契約を結ぶ前に、書面で確かめたいこと
事務所と契約する前には、口頭の説明だけでなく、契約書の文面で確かめることが大切です。
特に次の点は、読んで分からないところをそのままにしないでください。
| 確かめる項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 契約の期間 | いつからいつまでか。 自動で更新されるか |
| 費用 | 登録料、レッスン料、機材代、所属費、年会費など、配信者が払うお金の一覧 |
| 報酬 | 報酬がどこから、いつ、どのように支払われるか。 事務所が差し引く場合は、その率と計算の方法 |
| 活動の条件 | 配信時間や日数の決まり(ノルマ)。 守れなかったときの扱い |
| やめるとき | 解約の方法、予告の期間、違約金の有無と金額 |
| やめたあとの制限 | やめたあとに配信を禁止されないか、ほかの事務所と契約できるか |
| 責任の範囲 | トラブルがあったとき、事務所は何をしてくれるのか |
やめたあとの制限については、公正取引委員会が2025年12月9日に、Pocochaで取引額が上位のライバー事務所4社に注意を行いました。
契約終了後の一定期間、ライブ配信活動の禁止や、ほかの事務所との契約の禁止を定めていたことが、合理的な理由なく移籍や独立を妨げるおそれがあるとされたものです(公正取引委員会の発表)。
この例は、契約書に「やめたあとの縛り」がないかを確かめる重要さを示しています。
契約書のチェックの具体的な方法は事務所の契約書のチェックの記事で扱います。
DUOの場合

ライバー事務所DUOは、TikTok LIVE専門の事務所です。
TikTok LIVEの提携エージェンシーとして活動しています。
前の章で書いたとおり、エージェンシーはTikTokとは別の独立した事業者で、TikTokが推奨・後援しているわけではありません。
DUOも「TikTok公式」「TikTok公認」の事務所ではなく、提携しているエージェンシーです。
DUOの場合:フォロワーが0人でも配信を始められます
TikTokのヘルプには、LIVEを配信する条件として「フォロワーが1,000人以上である(地域によって異なる場合があります)」と書かれています。
DUOに所属すると、DUOから配信の権限が付与されるので、フォロワーが0人でも配信を始められます。
仕組みの詳細は、面談で説明します。
DUOの事実を、この記事のテーマに合わせて短くまとめます。
| 項目 | DUOの場合 |
|---|---|
| 配信アプリ | TikTok LIVEだけ |
| 所属ライバー | 100人以上 |
| ノルマ | なし |
| 違約金 | なし |
| 費用 | 登録料・レッスン料などの費用はかからない |
| 報酬 | TikTokが定めたしくみで、TikTokからライバーに直接支払われる。 DUOは、ライバーの報酬から差し引いていない(しくみ上、差し引けない) |
| 税金 | 提携の税理士に相談できる |
| 運営する人 | 代表は現役のライバー(2020年から配信)。 マネージャーは全員ライバー経験者 |
| 応募 | 18歳以上。 LINEから |
この記事の途中で「事務所に入るかどうかは本人が決める」と書きました。
個人で配信を始めて、必要になったときに事務所を探す方もいます。
DUOは、入るかどうか迷っている段階の相談も受け付けています。
LINEで質問だけすることもできます。
よくある質問
Q. ライブ配信アプリは、結局どれを選べばいいですか?
「これが正解」と言える1つはありません。
目的、顔出し、収益、時間、年齢の5つを書き出して、各アプリの公式ページと照らし合わせるのが確実です。
迷うときは、普段から見ているアプリ、または気になる配信者がいるアプリを選ぶと、雰囲気がつかみやすく、続けやすいです。
Q. ライブ配信アプリは、無料で使えますか?
配信する側として始めるのに、アプリ自体の利用料がかからないものが一般的です。
たとえば17LIVEの公式ページでは、スマホ1台で始められ、登録料・レッスン料は不要と書かれています。
ただし、視聴者がギフトを送るにはコインを購入する必要があるなど、お金が関わる部分はアプリごとに違います。
事務所を通す場合は、費用の有無を契約前に確かめましょう。
Q. 配信を始めるのに、機材は必要ですか?
最初は、スマホ1台で始められます。
照明や背景は、窓の光と、部屋の片付けだけでも大きく変わります。
続けるうちに「音をよくしたい」「顔を明るく映したい」などの課題が見えてきてから、必要な機材を選んでも遅くありません。
ライブ配信の機材の記事も参考にしてください。
Q. 顔を出さずに配信できるアプリはありますか?
アバター(キャラクター)で配信するタイプのサービスや、手元・声・画面だけで配信する方法があります。
ただし、アプリによって配信のしかたや条件が違うため、公式ページで確かめてください。
TikTok LIVEは顔を出す人が多いアプリですが、映す範囲や背景を工夫して、不安を減らして始める方もいます。
Q. 18歳未満でも、ライブ配信はできますか?
アプリによって違います。
TikTok LIVEの配信は18歳以上です。
PocochaやSHOWROOMのように、18歳未満の扱いや配信できる時間帯を細かく決めているアプリもあります。
未成年の方は、必ず保護者の方と一緒に、そのアプリの規約と年齢の条件を確かめてください。
Q. 事務所に入らないと、稼げませんか?
TikTok LIVEの収益化の条件のページには、事務所への所属は条件として書かれていません。
つまり、「事務所に入らないと収益が得られない」とはいえません。
事務所に入る意味は、収益の条件ではなく、サポートの中身と、費用やルールの内容で判断してください。
Q. 「簡単に稼げる」という配信の勧誘を受けました。
大丈夫ですか?
大丈夫ですか?
「誰でも簡単に」「必ず稼げる」といった言い方には注意が必要です。
ライブ配信をきっかけにした高額な契約やトラブルについて、公的機関が注意を呼びかけています。
その場で契約しない、費用の内訳を書面で確かめる、家族や周りの人に相談する、といった基本を守りましょう。
不安なときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。
Q. 複数のアプリを同時に使ってもいいですか?
個人で配信する場合は、複数のアプリを使うことに決まりはありません。
事務所と契約するときは、ほかのアプリでの配信や、ほかの事務所との契約にどんな条件があるかを、契約書で確かめてください。
Q. 配信の記録(アーカイブ)は残りますか?
TikTok LIVEは、配信が終わってから30日間、リプレイを見たりダウンロードしたりできます(公式ブログより)。
ほかのアプリの保存期間は、それぞれの公式ページで確かめてください。
Q. 視聴者にギフトをお願いしてもいいですか?
ギフトは、視聴者が自分の気持ちで送るものです。
配信者が強く求めたり、送らない人に冷たくしたりすると、見ている人が離れてしまうだけでなく、トラブルの原因になります。
TikTokのコミュニティガイドラインにも、LIVEの利用に関するルールがあります。
ギフトの頼み方にどんな制限があるかは、最新のガイドラインで確かめてください。
基本は、ギフトを受け取ったら、心を込めてお礼を言うことです。
Q. 配信に向いたスマホの機種はありますか?
公式ブログには、特定の機種の指定は書かれていません。
配信前に、回線の状態、音声の質、照明、カメラの角度、配信内容の計画を確かめるよう案内されています。
今使っているスマホで試して、映像が止まる、熱くなる、バッテリーが急に減る、といった困りごとがあれば、そのときに対策を考えましょう。
スマホの発熱や充電の対処は、別の記事で扱います。
Q. 事務所に入ったら、アカウントは誰のものになりますか?
アカウントの扱いは、事務所によって、契約の内容によって違います。
一般的に、アカウントのIDとパスワードを事務所に渡す必要があるか、アカウントの権利は誰にあるか、やめたときにどうなるかは、契約前に必ず確かめたい点です。
ログイン情報を渡す必要があるのかどうかも、書面で確かめてください。
TikTok LIVEのエージェンシーの手続きでは、事務所はアプリの招待機能を使い、配信者本人が承認する形です(TikTokの公式案内)。
Q. 配信を始めてすぐにやめてもいいですか?
個人で配信している場合は、いつでもやめて大丈夫です。
事務所に所属している場合は、契約のやめ方、予告の期間、違約金の有無を確かめてください。
やめにくいと感じたときや、契約の内容に不安があるときは、消費者ホットライン「188」で相談できます。
Q. 配信をしていることを、職場や学校に知られたくありません
配信の内容、背景、プロフィールから、職場や学校が分からないように注意することが基本です。
本名や勤務先を出さない、制服や社員証を映さない、窓の外の景色や特徴的な建物を映さない、といった工夫が役立ちます。
ただし、完全に知られないようにすることは、どんな方法でも保証できません。
副業の場合は、就業規則も確かめておくと安心です。
Q. ライブ配信は、どのくらいの頻度でやればいいですか?
公式ページに、決まった頻度は書かれていません。
ただし、LIVEアクセスを使い続けるには「定期的にLIVEを行うこと」が条件のひとつと案内されています。
最初は週に2〜3回、1回30分ほどから始めて、慣れてきたら増やす形が、無理なく続けやすい方法です。
頻度より、続けられる形を見つけることを優先してください。
Q. 配信中にコメントがなくても、続けたほうがいいですか?
コメントがなくても、焦らなくて大丈夫です。
最初のうちは、見てくれる人が少ない、コメントがない、という状況はよくあります。
そのときは、「一人で話す練習の時間」と考えて、話す練習や、機材・明るさの確認に使うこともできます。
続けて配信するうちに、見てくれる人は少しずつ変わっていきます。
Q. 学生で、親にまだ話していません。
どうしたらいいですか?
どうしたら
TikTok LIVEの配信は18歳以上です。
18歳・19歳の学生の方は、契約や課金が関わる場面で、一度保護者や信頼できる人に相談しておくことをおすすめします。
事務所に応募する場合も、応募の前に、費用や契約の内容を保護者に見せて相談できるかを考えておくと安心です。
相談先に困ったときは、消費者ホットライン「188」で、最寄りの消費生活センターを案内してもらえます。
Q. 配信を見るだけでも、アプリは使えますか?
多くのアプリは、配信しなくても、見るだけで使えます。
TikTokも、普段はショート動画を見るアプリとして使い、気になったときにほかの人のLIVEを見ることができます。
配信を始める前に、見る側として何度か体験しておくと、画面の操作や雰囲気が分かり、始めるときの不安が小さくなります。
ただし、視聴者としてギフトを送るには、コインの購入が必要です。
18歳未満の方がギフトを送れないことも、TikTokの案内に書かれています。
Q. 配信のタイトルやカバー画像は、どう決めればいいですか?
公式ブログでは、配信を始める前に、タイトルとカバー画像を設定する手順が案内されています。
どんな内容の配信なのかが、見た人にひと目で伝わることが大切です。
たとえば「雑談」「歌」「作業」のように、中身を短い言葉で書くと分かりやすくなります。
カバー画像には、個人が特定される情報が写っていないか、一度確かめてください。
まとめ
- ライブ配信アプリは、ライバー型・SNS併設型・動画プラットフォーム型・キャラクター型に分けると整理しやすい
- 選ぶ前に、目的・顔出し・収益・時間・年齢の5つを決めておくと迷わない
- 収益の多さでアプリに順位はつけられない。
公式ページに書かれている条件と、自分の状況を照らし合わせる - TikTok LIVEは、配信が18歳以上。
ギフトを受け取るとダイヤモンドが集まり、条件に沿って報酬の対象になりうる。
1ダイヤモンドが何円かは公式に案内がない - 事務所への所属は、収益化の条件ではない。
入る場合は、費用・報酬の流れ・ノルマ・やめ方を契約前に確かめる - TikTokのヘルプには、配信の条件として「フォロワーが1,000人以上(地域によって異なる場合があります)」とある。
DUOの場合は、所属するとDUOから配信の権限が付与されるので、フォロワーが0人でも配信を始められる - 顔出しや個人情報の不安は、背景・音・プロフィール・コメントの返し方を見直すことで減らせる
この記事は、特定のアプリをすすめるものではなく、選ぶための考え方をまとめたものです。
TikTok LIVEで配信してみたい方、事務所に入るか迷っている方は、LINEで気軽に質問してください。
DUOは、
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参考・出典
TikTok ヘルプ「 TikTok LIVEとは?」 (TikTok) TikTok LIVE Monetization Requirements (TikTok LIVE Creator Networks) What Are TikTok LIVE Gifts and Why Do Viewers Send Them? (TikTok LIVE Creator Networks) How to Go LIVE on TikTok: A Step- by- Step Guide (TikTok LIVE Creator Networks) TikTok LIVE Studioで LIVE アクセスを 取得する 方法 (TikTok LIVE Creator Networks) TikTok LIVE Replays (TikTok LIVE Creator Networks) TikTok Creator Network Agency Invite (TikTok) What Is TikTok LIVE Backstage? (TikTok LIVE Creator Networks) Enhancing the LIVE community experience (TikTok Newsroom) 17LIVE ライ バー登録 (17LIVE) Pococha ライブ ガイドライン (Pococha) SHOWROOM 配信 ガイドライン (SHOWROOM) ライブ配信を 有効に する (YouTube ヘルプ) 給与所得者で 確定申告が 必要な人 (国税庁 タック スアンサー) オーディション 商法・ タレント 契約の トラブル (国民 生活 センター) ステ ルス マーケティング規制 (消費者庁) 独占 禁止 法上の 注意: ライ バー 事務所の 契約 (公正 取引 委員会)
