TikTok LIVE の始め方・稼ぎ方・顔出し配信のコツ

安全・身バレ

ライバーは危ない?起こりうる5つのリスクと、公式のしくみ⁠・⁠相談先を整理

ライバー事務所DUO 編集部(TikTok の公式情報を 2026.10.17 に確認)

この記事でわかること

  • 「危ない」⁠と言われる理由を、5つのリスクに分けて整理
  • TikTokの公式ページで確かめた、コメント⁠・⁠モデレーション⁠・⁠年齢制限のしくみ
  • 身バレ⁠・⁠つきまといが心配なときの準備と、起きたときの動き方
  • お金⁠・⁠事務所⁠・⁠勧誘のトラブルを避けるための確認項目
  • 困ったときに使える公的な相談先

「ライバーって、危ないと聞くけれど本当なのか」「顔を出して配信して、変なことに巻き込まれないか」「事務所に入ると、だまされることはないのか」と、不安を感じて調べている方は多いと思います。

この記事では、「危ない」という言葉でひとまとめにされがちな不安を、5つのリスクに分けて整理します。
そのうえで、TikTokの公式ページで確かめた安全のしくみ、リスクごとの準備、起きたときの動き方、公的な相談先を順に解説します。
不安をあおる記事ではありません。
どこに注意すれば、何を減らせるのかを知って、判断する材料にするための記事です。

この記事は 2026年10月17日 に、TikTokヘルプセンターの「TikTok LIVEとは?」「TikTok LIVEでのコメント」「TikTok LIVEでのモデレーション」「TikTok LIVEリプレイ」、TikTok LIVE Creator Networks の収益化条件のページで確かめた内容です。
相談先の情報は、消費者庁、警視庁、警察庁、総務省、法務省、国民生活センター、公正取引委員会の公式ページを確かめて書いています。
アプリの画面や機能は更新で変わることがあるので、実際の画面もあわせて確認してください。

先に結論です。
ライバーに「危ない面がある」のは事実ですが、リスクは種類ごとに違い、準備と確認で減らせるものがほとんどです。
特に大事なのは、映るものと話す内容の線引き、お金と契約の確認、困ったときに誰に相談するかを先に決めておくことの3つです。

「危ない」⁠と言われる理由を、5つのリスクに分ける

20代の女性が自宅のテーブルでノートに不安に思うことを書き出し、種類ごとに線で分けている

「ライバーは危ない」という言葉には、いくつもの違う不安が混ざっています。
顔を知られる怖さ、お金の問題、事務所とのトラブル、悪意のあるコメント、心や体の疲れは、それぞれ原因も対処も違います。
まず、5つに分けて全体を見渡してみます。

リスク起こりうること主な向き合い方
① 身バレ・つきまとい映り込みや話した内容から、住んでいる場所や学校・職場を特定される。
配信後も連絡を取ろうとされる
映るものと話す内容を決めておく。
連絡先を教えない。
困ったら警察や相談窓口に相談する
② お金のトラブル収入が思ったより少ない。
税金の手続きを知らなかった。
ギフトをめぐるやり取りでもめる
報酬のしくみを正しく知る。
収入と経費を記録する。
お金を個人間で貸し借りしない
③ 事務所・勧誘のトラブル所属費やレッスン料を求められる。
契約の中身が説明と違う。
やめにくい
契約書と費用を面談で確かめる。
その場で決めない
④ コメントでの攻撃見た目や人格への悪口。
しつこい書き込み
公式の設定(フィルター、ミュート、ブロック)を使う。
モデレーターに手伝ってもらう
⑤ 心身の負担睡眠不足。
数字(人数やギフト)に気持ちが振り回される。
やめたくなる
配信の時間を決める。
休む日をつくる。
一人で抱え込まない

5つのうち、①④は主に「配信の中」で、②③は「お金と契約」で、⑤は「続け方」で起こります。
以降の章で、順に詳しく見ていきます。
先に確かめておきたいのは、TikTok自体が、どんな安全のしくみを用意しているかです。

あわせて読みたいTikTok LIVEの身バレ対策|顔出しで配信する人が先に決めておくこと

公式ページで確かめた、TikTok LIVEの安全のしくみ

30代の女性がデスクでスマホの設定画面を開き、コメントの設定項目を一つずつ確認している

2026年10月17日に、TikTokヘルプセンターの各ページを確かめました。
配信者が使える、安全に関する設定は次のとおりです。

しくみ公式ページに書かれていた内容(2026年10月17日時点)
配信できる年齢LIVEを配信する場合は18歳以上。
LIVE中にギフトを送受信する場合も18歳以上(韓国では19歳以上)
視聴者を18歳以上に絞るLIVE設定の「視聴者制限」で、18歳以上の視聴者にLIVEを制限できる。
ただし、コミュニティガイドラインに違反する内容を配信できるようになる設定ではない
コメントのオン・オフ視聴者によるコメントを許可するかどうかを、LIVEの前にも途中にも変えられる
コメントフィルター悪意があると思われるコメントや迷惑なコメントは、初期設定でフィルターされる。
オフにすることもできる。
コミュニティによるフラグ付きコメントもフィルターできる
キーワードのブロック最大500個、1つにつき30文字まで登録できる。
ブロックしたキーワードを含むコメントは、LIVE中に自分にも視聴者にも表示されない。
初期設定では、似た言葉もブロックされる
ミュート特定の視聴者のコメントを、LIVE全体、または選んだ時間だけミュートできる。
ミュートされたことは本人に通知される
ブロックブロックした視聴者は、コメントも、そのクリエイターのLIVEの視聴もできなくなる。
投稿、プロフィール、ダイレクトメッセージでの交流もできなくなる。
ブロックされたことは本人に通知される
報告視聴者のコメントや視聴者を報告できる
モデレータークリエイターが権限を与えた人が、LIVE中にコメントの設定、ミュート、ブロックなどを手伝える
LIVEリプレイ過去のLIVEの録画が保存され、30日間、見ることとダウンロードができる。
TikTokは、コンテンツのモデレーションの改善や、有害な可能性のあるコンテンツをガイドラインに従って防止・処理するためにも、LIVEを保存している

このように、公式には、コメントを絞る、視聴者を止める、人に手伝ってもらう、といった道具が用意されています。
配信を始める前に一度、アプリの設定画面を最初から最後まで見て、どこに何があるかを確かめておくと、困ったときに慌てません。

設定は助けになりますが、万能ではありません。
フィルターやブロックを使っても、すべての嫌なコメントを防げるとは限りません。
また、ミュートやブロックは本人に通知される、とヘルプにあります。
相手を刺激したくない場面では、反応せずに配信を終える、モデレーターに任せる、といった選択肢も考えておくと安心です。

公式ページで確かめられなかったことも、あわせて書いておきます。
「ライバーが被害にあった件数」や「安全のための機能の最新の一覧」は、確認できませんでした。
機能の名前や場所は更新で変わるので、最新の内容はアプリとヘルプセンターで確かめてください。

モデレーターを置くときの注意

モデレーターは、クリエイターが権限を与えた人が、LIVE中のコメントの管理を手伝う役割です。
ヘルプセンターには、コメントの権限を与えられたモデレーターが使えるのは、コメントの設定のみ、と書かれています。
権限の範囲を理解したうえで、お願いする人は慎重に選んでください。

  • 配信の外でも信頼できる人(家族や古い友人など)から始める
  • 知り合って間もない視聴者に、すぐに任せない
  • モデレーターにお願いしたいことを、配信の前に伝えておく
  • お礼や特別扱いで、配信の外の関係に踏み込みすぎない

④ コメントでの攻撃:一人で受け止めず、設定と人の力を使う

悪意のあるコメントは、気持ちに響くものです。
公式に用意された道具を、先に整えておくと、実際に起きたときの負担が小さくなります。

場面使える道具(公式ヘルプ)ひとこと
特定の視聴者が荒らすミュート(選んだ時間、またはLIVE全体)。
強い場合はブロック
通知が本人に届く点に注意
同じ言葉の悪口が続くキーワードのブロック(最大500個)配信の前に、見たくない言葉を登録しておく
迷惑なコメントが多いコメントフィルター(初期設定でオン)。
最悪の場合はコメントの許可をオフ
コメントを止めても配信は続けられる
全部を一人で見きれないモデレーターを置く信頼できる人にお願いする
名誉を傷つける書き込みが続く報告機能。
記録を残して相談窓口へ
削除される前にスクリーンショットを残す

書き込みが繰り返される、個人を特定しようとされる、といった場合には、公的な相談窓口もあります。
総務省の委託事業「違法・有害情報相談センター」は、ネット上の誹謗中傷などへの対応方法を助言する窓口です。
法務省は、インターネット上の人権侵害についての相談を受け付けています。
警察庁のサイバー事案の通報・相談のページでも、相談先が案内されています。
相談の前に、画面の記録を日時が分かる形で残しておくと、話が早く進みます。

悪意のあるコメントは、受け止めるものではなく、仕分けるものです。
返す価値があるもの、設定で防ぐもの、記録して相談するものに分けて考えると、感情に巻き込まれにくくなります。

① 身バレ⁠・⁠つきまとい:映るものと話す内容を決めておく

20代の男性が自分の部屋のカーテンを閉め、スマホのカメラに映る背景を確かめている

「危ない」と聞いて最初に思い浮かぶのは、身バレやつきまといだと思います。
こうした被害は、一つの大きなミスで起きるというより、小さな手がかりが重なって起きると考えられます。
窓の外の景色、話した地名、他のSNSと同じ名前、配信の時間帯などです。

手がかりになりやすいもの具体例先にできる準備
映り込み窓の外の景色、玄関、郵便物、制服、社員証、壁の掲示物映る範囲を決めて、それ以外を片づける。
背景を無地にする
音駅のアナウンス、近所のチャイム、家族の声、宅配の音静かな時間に配信する。
音が入ったら少し止める
話した内容学校や勤め先の名前、よく行く店、地元の話題、通勤のルート話さない項目を、紙に書いて見える場所に置く
アカウントのつながり他のSNSと同じ名前やアイコン、プロフィールのリンク名前とアイコンを分ける。
アプリの設定でおすすめの出方を確かめる
個人的な連絡ダイレクトメッセージで連絡先を聞かれる、会いたいと言われる連絡先を教えない。
会う約束をしない

線引きは、配信を始める前に、自分で決めておくのがいちばん確実です。
コメントに答えているうちに、つい話してしまうことがあるためです。
くわしい準備は、身バレを防ぐ準備の記事で扱っています。
名前や設定の考え方は、匿名で配信する方法の記事も参考にしてください。

配信の前に書いておく「線引きメモ」

頭の中だけで決めていると、配信中に流されやすくなります。
次の表の項目を、自分用のメモに書いて、配信の画面の外に置いておく方法があります。

メモに書く項目書き方の例
話さないこと住んでいる地域、学校・勤め先、通っている店、家族の話、予定の細かい場所
映さないもの窓の外、書類、制服、郵便物、家族の写真、住所が分かるもの
聞かれたときの返し方「そこは内緒にしています」と、笑って言う言葉を決めておく
連絡先について配信の外の連絡先は教えない、と決めておく
配信をやめる目安個人を特定する質問が続いたとき。
強い悪意のコメントが続いたとき

決めた内容は、ときどき見直してください。
配信に慣れてくると、最初に決めた線引きがゆるんでくることがあります。

視聴者との距離感:個人的な連絡と、会う約束

常連の視聴者と親しくなるのは、配信の楽しさのひとつです。
一方で、距離が近づいたぶん、断りにくい頼みごとが増えることがあります。
次の表は、よくある場面と、考え方の一例です。
どれも公式の決まりではなく、トラブルを避けるための一般的な考え方です。

場面考え方の例
配信の外の連絡先を聞かれる教えない。
連絡は、配信のコメントの範囲にとどめる
会いたいと言われる会う約束はしない。
「配信で会いましょう」と返す
お金を貸してほしいと言われる断る。
理由は「個人間のお金のやり取りはしないと決めています」でよい
特別扱いを求められるみんなに同じように接する、と伝える
断ったあとに不機嫌になる反応せず、必要ならミュートやブロックを使う

断るのは、冷たいことではありません。
線を引いておくことが、自分と視聴者の両方を守ることにつながります。

しつこい連絡やつきまといが始まったとき

配信を見た人から、しつこいメッセージが来る、配信の外で待ち伏せされそうになる、といった状況になったら、一人で抱えずに、早めに相談してください。
動き方の順番は、次のとおりです。

  1. 相手とのやり取りを、削除する前にスクリーンショットで残す。
    日時が分かるように残す
  2. アプリで、相手のミュート、ブロック、報告をする
  3. 身の危険を感じる、待ち伏せされるといった場合は、迷わず110番に電話する
  4. 緊急ではないが不安な場合は、警察相談専用電話「#9110」に電話する。
    全国共通で、電話をかけた地域を管轄する警察本部の相談窓口につながる(受付時間は都道府県により異なる)
  5. 必要があれば、記録を持って、最寄りの警察署に相談する

警察庁は、ストーカーに当たるのか分からない相談なども受け付けていると案内しています。
「大げさかな」と迷ったときも、相談して構いません。
通話料は通常の料金がかかります。

② お金のトラブル:報酬のしくみと、お金のやり取りの注意

30代の女性がテーブルで電卓とノートを広げ、収入と使ったお金を書き出している

お金に関する「危ない」は、大きく3つに分けられます。
収入が思ったほど安定しないこと、税金の手続きを知らないこと、個人間のお金のやり取りです。

収入は決まった金額ではない

TikTok LIVEでは、視聴者がギフトを送り、配信者が「ダイヤモンド」を受け取る、というしくみです。
公式の収益化条件のページ(2026年6月23日)には、年齢、アカウントの状態、地域などの条件が書かれていますが、ダイヤモンドの円換算や報酬額の具体的な数字は書かれていません。
収入は、配信の内容や視聴者の数によって大きく変わるため、「必ずこのくらい」と言える金額はありません。
この記事でも、金額の目安は書きません。

「月収○万円」「誰でも稼げる」といった言葉を見たら、いったん疑ってください。
収入は人によって大きく違います。
募集の表示は、事実と違うものを出さないことが求められています(フリーランス法に基づく厚生労働省の指針)。
数字を出すなら、時期、人数、条件が分かる説明が付いているかを確かめてください。

税金の手続きを知らないと、あとで困る

ライバーの報酬は、会社の給与と違って、年末調整の対象にはなりません。
一定の条件にあてはまる場合は、自分で確定申告をする必要があります。
知らないままだと、あとから税金に加えて加算税がかかる場合もあります。
くわしくは、ライバーの確定申告の記事で国税庁の情報をもとに説明しています。

収入と経費は、最初から記録しておく

確定申告が必要かどうかは、収入から必要経費を引いた「所得」で判断します。
あとから思い出そうとしても難しいので、配信を始めた月から、次のような記録をつける習慣をつけておくと安心です。

記録するもの例
受け取った報酬支払われた日付と金額。
TikTokや事務所からの支払いの明細を保存しておく
配信に使った費用ライト、マイク、スマホスタンド、通信費の配信にあたる分など。
領収書やレシートを残す
使った目的のメモ何のために買ったかを一言書いておく

経費にできる範囲や、事業所得と雑所得の違いは、人によって当てはまり方が変わります。
迷ったら、税務署や税理士に相談してください。

個人間のお金のやり取りは避ける

配信を見ている人から、お金の貸し借りや、ギフト以外の送金を頼まれることがあるかもしれません。
逆に、配信者が視聴者にお金や高額なギフトを頼むのは、トラブルのもとです。
ギフトの頼み方については、TikTokのコミュニティガイドラインに決まりがあるとされていますが、この記事の作成時点で本文を確認できていません。
ガイドラインの本文を読んでから配信するのが安全です。

子どもの高額な投げ銭の問題

国民生活センターは、子どものオンラインゲームやライブ配信の投げ銭で、高額な課金になった相談が寄せられているとして、見守り情報(2023年7月19日)で注意を呼びかけています。
TikTok LIVEでは、ギフトの送受信は18歳以上です。
配信者として、年齢が分かりにくい視聴者に課金をあおらないことも、トラブルを避ける考え方のひとつです。

③ 事務所⁠・⁠勧誘のトラブル:契約の前に確かめること

20代の女性が机の上で契約書の書類を読み、気になる箇所に付箋を貼っている

事務所に入ることを考えている人にとって、「だまされないか」は大きな不安です。
公的な機関が、実際に注意を呼びかけている事例があります。

発表した機関と日付内容の概要
国民生活センター(2023年12月12日)「オーディションに合格した」と言って、その場でレッスン料や月々の所属費を求める勧誘に注意を呼びかけている。
例として、月約3万円の所属費、年約5万円の年会費などが挙げられている
消費者庁(2022年11月17日)「スマホで簡単 月収100万円」などとうたう副業マニュアルを売り、その後、ライブ配信のエージェントになるためとして高額なサポートプランを契約させた事業者について、注意喚起した
公正取引委員会(2025年12月9日)他のライブ配信アプリの大手事務所4社に、契約終了後の配信の禁止や、他の事務所との契約の禁止などが、独占禁止法に違反するおそれがあるとして注意した

3つとも、特定の事務所を名指しする目的ではなく、「こういう勧誘や契約のしかたは注意が必要」と公的な機関が示した例です。
どの事務所がそうだ、といった決めつけはしません。
大切なのは、面談や契約の前に、自分で確かめる項目を持っておくことです。

募集ページや勧誘のメッセージで気をつけたい表示

応募する前の段階でも、確かめられる点があります。
「ライバー 求人 怪しい」と検索する人が多いのは、募集の表示だけでは、本当の条件が分かりにくいからだと考えられます。
次の表は、募集の表示を見るときの確認点です。

確認する点気をつけたい例
報酬の書き方「月収○万円」「誰でも稼げる」だけで、時期、人数、条件の説明がない
費用の書き方費用について何も書かれていない。
面談で初めて金額を知らされる
運営者の情報会社名、連絡先、担当者が分からない
入り口SNSのダイレクトメッセージだけで勧誘され、書面やサイトで確かめられない
急がせる言葉「今日中に」「枠が埋まる前に」と、決断を急がせる
仕事と商品の組み合わせ「仕事を紹介する」と言いながら、教材やサポートプランの購入を求める

特定商取引法では、「仕事を提供するので収入が得られる」と誘って、その仕事に必要だとして商品やサービスを買わせるなど、お金の負担を伴う取引が、「業務提供誘引販売取引」として規制されている、と消費者庁が案内しています。
書面を受け取ってから20日以内のクーリング・オフなどのルールがあるとされていますが、当てはまるかどうかは契約の中身によります。
不安なときは、188に電話してください。

面談で確かめたい項目

確認すること聞き方の例
費用登録料、レッスン料、機材代、所属費など、お金がかかるものはすべてありますか
報酬の流れ報酬は誰がどの形で払いますか。
事務所が差し引くものはありますか
契約書契約書を先にもらえますか。
持ち帰って読む時間はありますか
期間とやめ方契約の期間は。
やめるときの手続きと条件は
違約金・縛り違約金はありますか。
やめたあとの活動に制限はありますか
ノルマ配信の時間や日数の決まりはありますか
連絡のしかた相談は誰に、どの方法でできますか

その場で契約を迫る、質問をはぐらかす、書面を渡さない、といった対応があれば、いったん持ち帰って考えてください。
事務所の見分け方は、ライバー事務所の選び方の記事で詳しく扱っています。

契約書で、特に読みたい箇所

契約書は長く、読みにくいものです。
すべてを理解しようとして疲れてしまう前に、次の箇所だけでも先に探して読んでください。

契約書の項目見るポイント
契約の期間・更新期間はいつまでか。
自動で更新されるか
解約の条件いつ、どのような手続きでやめられるか。
やめる前に何か月前の通知が必要か
違約金・損害賠償金額や条件が書かれているか。
書かれている場合、理由も説明されているか
やめたあとの制限他の事務所への移籍や、個人での配信を制限する書き方がないか
報酬の支払い報酬の流れと、差し引かれるものがあるかどうか
費用の負担機材、レッスン、イベント参加費などを負担する決まりがないか

公正取引委員会が2025年12月9日に注意した内容は、まさに「やめたあとの制限」に関わるものでした。
書かれている内容に納得できないときは、サインしないで構いません。
不明な点は、書面で質問して、答えを残しておくと安心です。

困ったときは「消費者ホットライン188」へ。
局番なしの188に電話すると、お住まいの地域の消費生活相談窓口につながります(消費者庁の案内)。
つながらないときは、国民生活センターのバックアップ相談(03-3446-0999、平日10時から16時)も案内されています。

⑤ 心身の負担と、配信前の最終チェック

20代の女性が夜の自室で時計と手帳を見ながら、配信の時間と休む日を書き込んでいる

数字が見えるサービスでは、人数やギフトの増減に気持ちが振り回されやすくなります。
配信を長く続けるために、疲れをためない決まりを最初につくっておくと安心です。

疲れやすい場面先に決めておくこと
寝る時間が遅くなる配信を終える時間を決める。
翌日の予定がある日は短くする
人数やギフトの数字が気になる1配信ごとの数字ではなく、1週間や1か月で見る
コメントの返信で疲れる全部に返さなくてよいと決めておく
休むのが怖い週に1日は配信しない日をつくる。
休む予定を事前に伝えておく
つらい気持ちが続く配信を休み、信頼できる人に話す

配信が負担になって「やめたい」と思うこと自体は、特別なことではありません。
やめたくなったときの考え方は、ライバーをやめてよかったのかの記事でも扱っています。
気持ちが落ち込んだ状態が続く場合は、配信のことだけで悩まず、かかりつけの医療機関や、お住まいの地域の相談窓口に相談してください。

家族や身近な人に、先に話しておく

配信のことを誰にも話さずに始めると、何かあったときに一人で抱え込みやすくなります。
全員に話す必要はありませんが、一人でも、事情を知っていて相談できる人がいると、状況が変わります。

  • 配信を始めることを、信頼できる人に1人は伝えておく
  • 困ったときに連絡する人を決めておく
  • 家族と同居している場合は、映ってしまう範囲と時間帯を話し合っておく
  • 配信を休む日や、休む理由を人に話せる状態にしておく

初めての配信の前に確かめる10項目

ここまでの内容を、配信の前に確かめるチェックリストにまとめました。
全部を完璧にする必要はありません。
できていない項目があれば、その項目だけ整えてから始めれば十分です。

分類確認すること
身バレ1. 背景に、住所や学校・職場が分かるものが映っていない
2. 話さないことのメモを書いた
3. アカウント名とアイコンが、他のSNSと同じになっていない
コメント4. コメントフィルターの状態をアプリで確かめた
5. 見たくない言葉をキーワードに登録した
6. ミュートとブロックの場所を確かめた
お金7. 報酬に決まった額はないと理解している
8. 収入と経費を記録する方法を決めた
事務所・契約9. 事務所に入る場合は、費用・報酬の流れ・契約書・やめ方を確かめた
相談先10. 困ったときの連絡先(110番、#9110、188、相談できる人)を控えた

DUOの場合

20代の女性がカフェのテーブルでスマホを手にし、担当者とメッセージのやり取りをしている

DUOは、TikTok LIVEの提携エージェンシーです(「公式」「公認」ではありません)。
所属ライバーは100人以上で、ノルマはなく、違約金も、登録料やレッスン料などの費用もありません。
報酬はTikTokが定めてTikTokからライバーに直接支払われ、DUOはライバーの報酬から差し引いていません。
提携の税理士に相談することもできます。

代表は現役のライバー(2020年から配信)で、マネージャーは全員ライバー経験者です。
応募は18歳以上で、LINEから受け付けています。
身バレや困った視聴者のことも、LINEでマネージャーに相談できます。

よくある質問

顔を出さなければ、危なくありませんか。

顔を出さなくても、声、背景、話した内容、アカウント名などから、手がかりが残ることはあります。
顔を出さないことで減るリスクもありますが、ゼロにはなりません。
映るものと話す内容の線引きは、顔出しの有無にかかわらず必要です。

18歳未満でもライバーをしても大丈夫ですか。

TikTok LIVEは、配信が18歳以上と決まっています(ヘルプセンター、2026年10月17日確認)。
2022年11月23日に、16歳から18歳に引き上げられました(TikTok Newsroom、2022年10月17日の発表)。
18歳未満の方は、TikTok LIVEを配信できません。

18歳や19歳は、契約に気をつけたほうがいいですか。

2022年4月1日から成年年齢が18歳になり、18歳・19歳は、親の同意がなくても契約できる一方で、未成年を理由に契約を取り消す権利がなくなりました。
国民生活センターは、若い人向けの注意喚起をくり返しています。
契約する前には、保護者や信頼できる人に相談できます。
その場で決めずに、書面を持ち帰ってください。

事務所に入らず、一人で配信するほうが安全ですか。

どちらが安全とは言い切れません。
TikTokの公式の収益化条件に、事務所への所属は入っていません。
事務所に入る、入らないは、サポートの中身と契約条件を見て決めることです。
事務所に入る場合は、先ほどの確認項目を面談で聞いてください。

家族や職場に知られたくないときはどうしますか。

完全に防ぐ方法はありませんが、アカウント名、プロフィール、背景、話す内容を、普段の生活と離しておくと見つかりにくくなります。
万一見つかったときに動揺しないよう、「見つかっても困らない配信」を心がけるという考え方もあります。

ミュートやブロックをすると、相手を怒らせませんか。

ヘルプセンターには、ミュートやブロックをされたことは本人に通知される、と書かれています。
そのため、相手の反応が気になるかもしれません。
それでも、嫌な思いをしてまで配信を続ける必要はありません。
相手が続けて絡んでくるときは、配信を早めに終える、モデレーターに任せる、記録を残して報告するなど、複数の方法を組み合わせてください。

配信を録画されて、広まることはありますか。

視聴者が画面を録画したり、画面の写真を撮ったりすることを、配信者の側で完全に防ぐ方法は、公式のページでは確認できませんでした。
そのため、「配信に映したものは、残る可能性がある」という前提で、映すものと話す内容を決めておくのが現実的です。
TikTok側のLIVEリプレイは、30日間、配信者本人が見たりダウンロードしたりできるものです。

夜の配信は、危ないですか。

時間帯そのものが危ない、という公式の説明は確認できませんでした。
ただし、夜は周囲が静かで、家族や近所の生活音が入りにくい反面、睡眠不足になりやすく、気持ちも不安定になりがちです。
終了時刻を先に決めておくと、疲れをためにくくなります。

知らない人から、ダイレクトメッセージで「事務所に入らないか」⁠と誘われました。

すぐに返事をしないでください。
相手が誰なのか、会社名と連絡先が確認できるか、費用が発生しないかを、先に確かめます。
「今日中に決めて」「ここだけの話」と急がせる誘いは、いったん断って構いません。
TikTok LIVEでは、事務所に入る際、本人が内容を見て承諾する手順があります(TikTokの公式案内)。
承諾する前に、必ず中身を読んでください。

被害にあったとき、最初にすることは何ですか。

記録を残すことです。
削除される前に、やり取りや画面を、日時が分かる形でスクリーンショットに残してください。
そのうえで、アプリのブロック・報告を使い、身の危険を感じるときは110番、不安があるときは#9110や公的な窓口に相談します。

まとめ

  • ライバーの「危ない」は、身バレ・つきまとい、お金、事務所・勧誘、コメントの攻撃、心身の負担の5つに分けると、対処が見える
  • TikTokの公式ヘルプには、コメントのフィルター、キーワードのブロック(最大500個)、ミュート、ブロック、モデレーター、視聴者制限などの道具がある。
    ミュートとブロックは本人に通知される
  • 身バレは、小さな手がかりが重なって起きる。
    映るものと話す内容の線引きを、配信の前に決めておく
  • 事務所や募集は、費用、報酬の流れ、契約書、やめ方、違約金、ノルマを面談で確かめる。
    その場で決めない
  • 困ったときは、記録を残して、110番、#9110、消費者ホットライン188、公的な相談窓口を使う

不安は、知ることで小さくなるものも多くあります。
身バレや困った視聴者のことなど、気になる点は、DUOのマネージャーにLINEで相談することもできます。

ライバー事務所DUO 編集部

TikTok LIVE のライバー事務所DUOの編集部です。代表は2020年から配信を続ける現役のライバー、マネージャーも全員がライバー経験者です。配信の現場で実際に役立ったことをまとめています。

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