TikTokの ダイヤ換金と 確定申告の 時期| 換金した 年? 申告の 期限と 年またぎ
この記事でわかること
「時期」の 4つの 意味 (いつ 換金するか・どの 年の 収入か・いつ 申告するか・ 住民税) ダイヤ 獲得から 口座への 入金までに、 記録して おきたい日付 国税庁の 資料に ある 「収入すべき 時期」の 考え方と、 300 万円 以下の特例 年またぎの 場面で 確かめる こと、 申告と 納付の 期限、 住民税の申告 年末までに そろえて おく 記録の チェック リスト
TikTokのダイヤモンドを換金しようとして、「12月に換金したら、今年の収入になるのか」「1月に口座に入ったら、来年の分なのか」と迷う人は多いと思います。
「確定申告はいつまでにすればいいのか」「換金のタイミングで、税金は変わるのか」という疑問も、あわせて出てきます。
この記事では、「時期」に関わる疑問を、4つに分けて整理します。
TikTokの報酬ポリシーとヘルプ、クリエイターアカデミー、国税庁の資料、e-Gov法令検索で確かめたことだけを使います。
税金の当てはめは、人によって違います。
特に、ライバーの報酬を「いつの収入」と見るかは、この記事では断定せず、税務署や税理士に確かめる形で書きます。
この記事は 2026年10月17日 に、TikTokの報酬ポリシー・バーチャルアイテムポリシー(ともに最終更新日2026年1月22日)、TikTokヘルプ、クリエイターアカデミー「段階的LIVE報酬」(2026年10月17日更新)、国税庁のタックスアンサー(No.1500・1900・2020・2024・2030)と所得税基本通達、令和7年分の確定申告特集、e-Gov法令検索の所得税法、名古屋市の市民税・県民税のページで確かめた内容です。
税制や、期限の日付は、毎年変わることがあります。
手続きの前に、国税庁の最新のページを確認してください。
この記事は、税務の助言ではありません。
先に結論
「時期」には、4つの意味があります。
「いつ換金するか」「どの年の収入にするか」「いつ申告・納付するか」「住民税をどうするか」です。
申告と納付の期限は、原則として、その年の翌年の3月15日です(申告の期間は、翌年の2月16日から3月15日まで)。
どの年の収入にするかは、TikTokの報酬のどの日を基準にするかで変わりうるため、年またぎの場合は、税務署か税理士に確かめてください。
どの場合も、ダイヤモンドの数ではなく、「受け取った日と金額」の記録が、いちばん役に立ちます。
「時期」には、4つの意味がある

「換金の時期」と一口に言っても、聞いている内容は人によって違います。
まず、何を知りたいのかを分けておくと、探す場所が決まります。
| 知りたいこと | 決まるもの | 確かめる場所 |
|---|---|---|
| 1. いつ換金すればよいか | TikTokの報酬のルール(申請の条件、回数の上限、手数料、失効) | TikTokの報酬ポリシーとヘルプ、アプリの画面 |
| 2. どの年の収入になるか(年またぎ) | 税法の「収入すべき時期」の考え方 | 国税庁の資料、税務署、税理士 |
| 3. いつ確定申告をするか | 申告の期間(原則、翌年2月16日〜3月15日) | 国税庁のNo.2020、確定申告特集 |
| 4. 住民税はどうなるか | 市区町村の申告 | お住まいの市区町村の窓口 |
この記事では、1から4の順に、公式の資料で確かめられることを説明します。
換金そのものの手順や、手数料、「換金できない」ときの確認は、別の記事にまとめています。
ここでは、「時期」と「記録」に絞ります。
TikTokの報酬が、手元に届くまでの日付

ダイヤモンドは、集めた時点で、すぐにお金になるわけではありません。
報酬ポリシーとクリエイターアカデミーを読むと、報酬が口座に届くまでには、いくつかの日付が出てきます。
税金の記録では、どの日の話をしているのかを、混ぜないことが大切です。
| 日付の種類 | 何が起きるか | 公式の説明 |
|---|---|---|
| ① ダイヤモンドを集めた日 | 配信が終わり、ダイヤモンドの合計がまとめに表示される | ヘルプ「TikTokのLIVEギフト」:LIVEの終了時に、集めたダイヤモンドの総数がまとめに表示される |
| ② 推定報酬額が表示された日 | 画面に、見込みの報酬額が出る | 段階的LIVE報酬の対象の場合、LIVEごとのミッションの分は各LIVEのあとに、ウィークリーミッションの分は毎週月曜日に更新される |
| ③ 受け取りを申請した日 | 報酬の受け取りを申請する | 報酬ポリシー:申請が必要な場合があり、審査は24時間以内を目指すが、それ以上かかる場合もある。 週次の報酬は、日曜日の夜にその週が終わったあとに、受け取りや申請ができる |
| ④ 支払い先に着いた日 | 銀行口座などに、報酬が入る | 報酬ポリシー:第三者の決済サービスを通して送られるため、特定の期間内の支払いは保証されない |
報酬ポリシーには、報酬支払が「受け取り可能」と表示される場合があっても、優先アカウント(本名で登録した支払い先)で受け取るまでは、表示されている金額はTikTokに帰属する、と書かれています。
つまり、画面に金額が出ていても、②の段階では、まだ自分の口座にはお金がありません。
金額が変わる点:米ドル、為替、手数料
報酬支払は、米ドルで計算されます。
円で受け取るときは、通貨を換算するための費用がかかる場合があります。
取引手数料や、最小・最大の限度額が適用されることもあり、手数料と為替レートの詳細は、申請または受け取りの前に表示される、とされています。
そのため、画面の見込み額と、実際に着いた金額は、同じとは限りません。
源泉徴収されることもある
報酬ポリシーには、TikTokが必要と判断した場合、支払額から税金を源泉徴収・控除して、税務当局に納めることがあると書かれています。
その場合、追加の支払いは受けられず、税務当局への還付などの請求でも、TikTokの支援義務はない、という説明です。
もしそうした差し引きがあれば、金額の記録には、差し引かれる前の額と、実際に着いた額の両方を残しておくと、あとで確認しやすくなります。
2年で失効することがある
報酬を受け取る権利は、プログラムの個別規定に別の定めがある場合を除き、受領資格を最初に得た日から2年で失効する、と書かれています。
税金の時期とは別の話ですが、「年が変わるまで置いておこう」と考えるときの、頭に入れておく点です。
支払いが遅れたり、保留されたりする場面
報酬ポリシーの「その他の報酬」には、TikTokが報酬の受け取りを遅らせたり、保留したりすることがある場面が書かれています。
着金が思ったより遅れたときは、次の点を確認してください。
| 書かれている場面 | 自分で確認できること |
|---|---|
| 求められた情報を出していない | 本人確認、年齢、居住地の確認などの案内が、アプリに届いていないか |
| 確認済みの支払い先を登録していない | 本名で登録した銀行口座やPayPalが、登録・確認済みになっているか |
| 法的・規制上・リスク管理上・セキュリティ上の理由がある | アプリの通知やメッセージに、案内がないか |
| 規約やガイドライン違反があったとTikTokが判断した | 「アカウント更新情報」や、LIVEセンターの「制限」に、通知がないか |
年末の受け取りは、こうした確認が重なると、年を越えることがあります。
着金の予定が立てにくいことも、年またぎの記録を残しておく理由の一つです。
記録するのは、「ダイヤの数」だけでは足りません
ダイヤモンドの数は、報酬の見込みを知る手がかりにはなりますが、税金の手続きで基になるのは、お金として受け取った日と金額です。
画面の数字と、口座に着いた金額は、別のものとして、両方を残してください。
国税庁の資料で見る「収入すべき時期」の考え方

「いつの収入になるか」は、所得税法の考え方で決まります。
ここで確かめられることを、順に紹介します。
先に断っておくと、ライバーのTikTokの報酬が、どの日を基準にするのが正しいのかは、この記事では判断しません。
国税庁の資料に、ライバーの報酬を名指しした説明は、確かめた範囲では見つからなかったからです。
所得税法の原則
所得税法の第36条第1項には、その年分の各種所得の金額の計算上、収入金額とすべき金額は、別段の定めがあるものを除き、「その年において収入すべき金額」とする、と書かれています。
ここでいう「その年」は、1月1日から12月31日までの1年間です。
つまり、どの年の収入にするかは、「その年において収入すべき」かどうか、という考え方で決まります。
国税庁の通達にある、時期の例
国税庁の所得税基本通達(36-8、36-14)には、所得の種類ごとの「収入すべき時期」が書かれています。
ライバーの収入に関係しそうな部分を、表にまとめます。
| 通達 | 書かれていること(要点) | 読むときの注意 |
|---|---|---|
| 36-14(雑所得) | 雑所得の収入すべき時期は、公的年金等のほかは、その収入の態様に応じて、他の所得の収入すべき時期の取扱いに準じて判定した日とする | 雑所得では、ほかの所得の考え方を借りて決める、という書き方 |
| 36-8(事業所得)の(5) | 人的役務の提供(請負を除く)による収入は、その人的役務の提供を完了した日。 ただし、報酬を期間の経過や役務の提供の程度などに応じて受け取る特約や慣習があるときは、その特約や慣習によって収入すべき事由が生じた日 | 事業所得の場合の例。 ライバーの報酬が、これにあたるかは、この記事では判断しない |
通達の文章は、このように「契約や慣習」「役務の提供の完了」といった言葉で書かれています。
ライバーの場合、TikTokの報酬ポリシーに、報酬が確定する日をどう扱うかを説明した部分が確かめられていないため、どの日を基準にするかは、個別の確認が必要になります。
雑所得と事業所得
国税庁のNo.1500によると、副業の収入のうち、営利を目的とした継続的なものは、「業務に係る雑所得」に区分されます。
ライバーの収入が、事業所得になるのか、雑所得になるのかは、状況によって変わります。
区分を決めるのは、税務署か税理士に確認する必要があります。
300万円以下の場合の「現金主義の特例」
No.1500には、時期の考え方に関わる、次の特例が書かれています。
前々年分の業務に係る雑所得の収入金額が300万円以下の場合は、総収入金額と必要経費を、「その年に実際に収入した金額」と「その年に実際に支出した費用の額」で計算できる(現金主義の特例)、という内容です。
この特例を受けるには、確定申告書にその旨を記載する必要があります。
| 前々年分の業務に係る雑所得の収入金額 | 国税庁のNo.1500に書かれていること |
|---|---|
| 300万円以下 | 実際に収入した金額・支出した費用で計算できる特例がある。 確定申告書に、その旨を書く |
| 300万円超 | 「現金預金取引等関係書類」(請求書、領収書など)を保存する必要がある(令和4年分以後) |
| 1,000万円超 | 確定申告書の提出時に、総収入金額や必要経費の内容を示す書類(収支内訳書など)を添付する |
この特例が使える場合は、「実際に収入した金額」で計算するので、口座に着いた日を基準に整理する形になります。
ただし、使えるかどうか、どの時点を「実際に収入した」と見るかは、状況によって変わります。
この特例だけを読んで判断せず、税務署か税理士に確認してください。
どの方法でも、決めたやり方を「続ける」ことが大切です
同じ種類の収入を、ある年は着金日、別の年は申請日、というように、基準を変えると、年ごとの数字が合わなくなります。
どの日を基準にするかを決めたら、その考え方を書き留めて、続けてください。
基準の決め方は、税務署か税理士に相談するのが安心です。
年またぎで迷う場面と、確かめること

年の終わりから年始にかけては、「どの年の分か」で迷いやすい時期です。
次の表は、迷いやすい場面と、記録しておくこと、確かめる相手をまとめたものです。
「この場合は、この年の収入になる」という答えは書きません。
答えは、収入の区分や、特例を使うかどうかで変わるためです。
| 場面 | 残しておく記録 | 確かめること |
|---|---|---|
| 12月に配信してダイヤモンドを集め、報酬の申請と入金は翌年1月になった | 配信した日、ダイヤモンドの合計、申請した日、着いた日と金額 | どの日を基準に、どの年の収入として整理するか |
| 12月31日に受け取りを申請して、1月2日に口座に着いた | 申請した日、着いた日、着いた金額 | 現金主義の特例を使う場合に、「実際に収入した」のがいつになるか |
| 12月に推定報酬額が表示されたが、年内に申請しなかった | 表示された日と金額(画面の保存) | 表示された時点で収入と見るのか。 受け取るまでTikTokのものとされていることとの関係 |
| 週をまたぐ報酬(12月最終週の分が、1月の月曜日に反映される) | 反映された日付と金額 | 12月の収入に含めるのか、1月に含めるのか |
| 米ドルから円に換算されて、手取りが減った | 画面に表示された手数料と為替レート、実際に着いた金額 | 差し引かれた費用の扱い(収入から引くのか、経費にするのか) |
| TikTokが税金を源泉徴収した | 差し引かれる前の額と、着いた額 | 源泉徴収された税額の扱い(申告で精算できるか) |
すべての行で、確かめる相手は、税務署か税理士です。
質問するときは、上の記録を見せると、話が早く進みます。
「TikTok LIVEの報酬で、いつ・いくら着いたか」を一覧にして持っていくのが、おすすめです。
記録のたどり方の例
たとえば、12月の最終週に配信して、報酬が年を越えて入った場合の記録を、日付の順に並べてみます。
日付と流れだけを示した例で、金額は書いていません。
| 日付 | 起きたこと | 残す記録 |
|---|---|---|
| 12月21日(月)〜27日(日) | この週に配信する | 配信ごとのダイヤモンドの合計(LIVE終了時のまとめ) |
| 12月28日(月) | ウィークリーミッションの分が、「利用可能な報酬」に加わる(対象の場合) | 「LIVE報酬」ページ、「週間明細」の画面の保存 |
| 12月29日(火) | 受け取りを申請する | 申請の日付と、画面に表示された手数料・為替レート |
| 2027年1月4日(月) | 支払い先の口座に着く | 口座の入金の記録(日付と金額) |
この流れでは、配信した日は12月、着いた日は1月です。
どの日を基準に、どの年の収入として整理するかを、記録を持って確認します。
現金主義の特例を使う場合は、実際に収入した金額で計算する形になるため、着いた日の年で整理することになります(使えるかどうかの確認が先です)。
年内に急いで換金して、税金を調整する、という考え方は避けてください
換金の時期は、TikTokの条件(申請の回数の上限、手数料や限度額、失効)と、自分の資金の都合で決めるのが基本です。
税金の有利・不利は、人によって違うため、この記事では、換金のタイミングをすすめることはしません。
税金面で気になるときは、税理士に相談してください。
換金のタイミングを決めるときに見ること
| 見ること | 公式の記載 |
|---|---|
| 1日に換金できる回数 | 上限がある。 回数の数字は書かれていない(ヘルプ「TikTokで残高を換金できないのはなぜですか?」) |
| 手数料・限度額 | 最小・最大の限度額と取引手数料が適用される場合がある。 申請または受け取りの前に表示される |
| 失効 | 受領資格を得た日から2年で、報酬を受け取る権利が失効することがある |
| 支払いにかかる時間 | 第三者の決済サービスを通すため、特定の期間内の支払いは保証されない |
12月の末に申請すると、着金が年を越える可能性があります。
着金がいつになるかは保証されていないため、年内に受け取りたいときは、余裕を持って申請するのが現実的です。
申告と納付の期限、住民税、遅れたとき

どの年の収入にするかが決まったら、次は、いつ申告するかです。
所得税の期限
所得税法の第120条によると、確定申告は、その年の翌年の2月16日から3月15日までの期間に行います。
国税庁のNo.2020にも、原則として、申告等の期間は翌年の2月16日から3月15日まで、申告と納付の期限は翌年の3月15日、と書かれています。
申告先は、所轄の税務署です。
| 対象の年分 | 申告・納付の期限 | 確かめた資料 |
|---|---|---|
| 令和7年分(2025年の所得) | 令和8年(2026年)3月16日(月)まで | 国税庁の令和7年分 確定申告特集。 3月15日が日曜日のため、翌日になったと考えられる |
| 令和8年分(2026年の所得) | 法律上の原則は、2027年2月16日から3月15日まで。 具体的な日付は、年が明けてから国税庁のページで確認する | 所得税法 第120条、国税庁 No.2020 |
2027年3月15日は、カレンダー上は月曜日です。
ただし、期限の日付は、国税庁がその年の確定申告特集で案内するため、必ず年明けに確認してください。
会社員の「20万円」
給与を1か所からもらい、全額が源泉徴収されている会社員の場合は、給与所得と退職所得以外の所得金額の合計が20万円を超えると、確定申告が必要になります(国税庁 No.1900)。
ここでいう20万円は、収入ではなく、収入から必要経費を引いた「所得」の合計です。
所得を計算するには、収入と経費の記録が必要です。
「いくらから申告が必要か」は、別の記事で詳しく整理しています。
住民税
名古屋市のページによると、市民税・県民税には、所得税のような申告を省略できる範囲がなく、原則としてすべての所得を申告する必要がある、とされています。
そのため、所得税で確定申告が不要な20万円以下でも、副業の所得があれば、住民税の申告が必要になる場合があります。
一方、所得税の確定申告をする場合は、改めて市民税・県民税の申告をする必要はありません。
住民税の取り扱いは、市区町村によって異なることがあるため、お住まいの市区町村の窓口で確認してください。
申告が遅れたとき・まとめて直したいとき
国税庁のNo.2024によると、申告期限を過ぎてしまったときは、気づいたらできるだけ早く申告します(期限後申告)。
次のような点が書かれています。
- 期限後申告で納める税金は、申告書を提出した日が納期限で、その日までの延滞税も一緒に納める。
- 無申告加算税がかかる場合がある。
調査の事前通知前に自主的に申告した場合の割合は、納付税額に対して5%。 - 期限から1か月以内に自主的に申告し、納税を済ませるなど、一定の要件をすべて満たすときは、無申告加算税がかからない。
還付を受けるための申告(還付申告)は、確定申告の期間とは関係なく、翌年の1月1日から5年間、提出できます(No.2030)。
ただし、青色申告特別控除などの特例を使う場合は、法定申告期限までの提出が必要になることがあります。
遅れたと気づいたら
放っておくより、早く動いたほうが、負担が小さくなる仕組みになっています。
自分で判断がつかないときは、税務署に電話で相談するか、税理士に相談してください。
年末までにそろえる記録のチェックリスト

時期の迷いを減らすには、日付と金額の記録が欠かせません。
年末に慌てないよう、報酬が入るたびに、次の記録を残しておく習慣をおすすめします。
| 残すもの | どこで取るか | 理由 |
|---|---|---|
| 集めたダイヤモンドの合計(配信ごと) | LIVE終了時のまとめ | 見込みの流れを後から確かめる |
| 推定報酬額(週ごと) | 「LIVE報酬」ページの「週間明細」(対象の場合) | 見込みと実際の差を確かめる |
| 受け取りの申請の履歴 | 「プロフィール」→「☰」→「設定とプライバシー」→「残高」→「取引」→「換金」 | いつ、いくら申請したかの確認(ヘルプに手順あり) |
| 口座への入金の記録 | 銀行口座・PayPalなどの入出金の履歴 | 実際に受け取った日と金額の証拠になる |
| 手数料・為替の表示 | 申請または受け取りの前の画面(スクリーンショット) | 差し引かれた費用の確認 |
| 経費のメモと領収書 | 機材、通信費、衣装などの購入の記録 | 所得の計算に使う(経費の考え方は別の記事) |
| 税金を差し引かれた場合の記録 | TikTokの通知や明細 | 差し引かれる前の額と、着いた額の確認 |
報酬の記録表の例
次のような表を、スプレッドシートなどで作っておくと、年末の集計が楽になります。
各行は、報酬が動くたびに、自分で埋めてください。
| 配信した週 | ダイヤモンドの合計 | 推定報酬額(画面の表示) | 申請した日 | 口座に着いた日 | 着いた金額(円) | 手数料・為替などのメモ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 月日〜月日 | (画面の数) | (画面の数) | 月日 | 月日 | (口座の金額) | (表示された内容) |
| 月日〜月日 | ||||||
| 月日〜月日 |
1行目は、何を書くかの見本です。
実際の数字は、自分の画面と口座の記録から写してください。
年の途中で、所得の見込みを出してみる
会社員の人が確定申告の目安にする20万円は、収入ではなく、所得の合計です。
年の途中で一度、見込みを出しておくと、年末に慌てにくくなります。
- その年に受け取った報酬を、記録表から合計する(口座に着いた金額)。
- その年の必要経費を合計する。
経費の考え方は、別の記事で整理している。 - 収入から経費を引いて、所得の見込みを出す。
- 給与以外の所得が、ほかにもあれば、合計する。
- 20万円を超えそうなら、早めに申告の準備を始める。
たとえば、1年間に受け取った報酬の合計が30万円、必要経費の合計が8万円なら、所得の見込みは22万円で、20万円を超えます。
報酬が同じ30万円でも、経費が12万円なら、所得は18万円です。
このように、経費の記録があるかどうかで、結果が変わることがあります。
数字はあくまで計算の例です。
なお、現金主義の特例では、収入と同じように、経費も「実際に支出した費用の額」で計算する、と国税庁のNo.1500に書かれています。
機材を買った日や、通信費を払った日も、記録しておいてください。
税務署・税理士に相談するときの質問リスト
相談の時間は限られるので、聞きたいことを先に書き出しておくと、答えをもらいやすくなります。
次の質問は、この記事で「確かめてください」と書いた点です。
- TikTok LIVEの報酬は、自分の場合、事業所得と雑所得のどちらに当たるか。
- 報酬が年をまたぐとき、どの日(配信した日・申請した日・着いた日)を基準に、どの年の収入として整理するか。
- 前々年分の収入が300万円以下の場合、現金主義の特例を使えるか。
使うために、申告書にどう記載するか。 - TikTokが税金を源泉徴収した場合や、米ドルから円への換算の費用が引かれた場合の、金額の扱い。
- 経費にできるものと、その記録の残し方。
- 所得税の申告をする場合の、住民税の扱い。
相談のときは、前の章の記録表と、口座の入金履歴を持っていくと、話が具体的になります。
税理士に頼むかどうか迷うときは、「ライバーに税理士は必要?」の記事で、判断の基準を整理しています。
12月に確認しておくこと
- その年に、報酬が何回動いたかを、記録表で数える。
- 申請したのに、まだ着いていないものがないかを確かめる。
- 年内の収入と経費の合計を出し、20万円を超えそうかを見る(会社員の場合)。
- 年を越えそうな受け取りがあれば、日付と金額を、別に控えておく。
- どの日を基準にするか決めかねる点があれば、税務署か税理士への質問を書き出す。
TikTokは、あなたの代わりに申告しません
TikTokヘルプには、TikTokから受け取る支払いにかかる税金は、本人が当局に報告して納める責任がある、と書かれています。
TikTokは、個人的な税務について助言できず、申告を代わりに処理することもありません。
わからないときは、税理士か最寄りの税務署に問い合わせるよう案内されています。
DUOの場合

DUOは、TikTok LIVEの提携エージェンシーです(「公式」「公認」ではありません)。
所属ライバーは100人以上で、ノルマはなく、違約金も、登録料やレッスン料などの費用もありません。
報酬は、TikTokが定めて、TikTokからライバーに直接支払われます。
DUOとライバーのあいだで、お金のやりとりはなく、事務所からの支払いもありません。
そのため、この記事で説明した報酬の日付と記録は、TikTokからの支払いをもとにつけることになります。
税務上の区分(事業所得・雑所得など)は、この記事では断定せず、税務署か税理士に確認する形にしています。
提携の税理士がいて、お金の手続きは相談できます。
代表は現役のライバー(2020年から配信)で、マネージャーは全員ライバー経験者です。
DUOに所属すると、DUOから配信の権限が付与されるので、フォロワーが0人でも配信を始められます。
応募は18歳以上です。
よくある質問
12月に換金したら、その年の収入になりますか。
収入の区分や、特例を使うかどうかによって、考え方が変わります。
所得税法の原則は、「その年において収入すべき金額」です。
TikTokの報酬のどの日を基準にするかは、税務署か税理士に確認してください。
1月に口座に入ったら、前の年の分ですか。
配信した日と、申請した日と、着いた日が年をまたぐ場合は、どれを基準にするかで答えが変わりえます。
すべての日付を記録しておき、税務署か税理士に見せて確認してください。
画面に表示された推定報酬額は、収入になりますか。
報酬ポリシーには、受け取るまで、表示された金額はTikTokのものとされると書かれています。
税務上どう扱うかは、この記事では判断できません。
画面の保存と、実際に着いた日・金額の記録を、両方残してください。
換金する前のダイヤモンドは、収入にならないのですか。
ダイヤモンドは、ポリシー上、現金と交換できず、報酬を受け取る権利を自動的に付与するものでもないとされています。
税金の手続きでは、報酬として受け取ったお金の記録が基になるのが一般的です。
個別の扱いは、税務署か税理士に確認してください。
確定申告は、いつからいつまでですか。
原則として、その年の翌年の2月16日から3月15日までです(所得税法第120条、国税庁No.2020)。
令和7年分は、3月16日(月)まででした。
令和8年分の日付は、年明けに国税庁のページで確認してください。
住民税の申告は、別にいりますか。
所得税の確定申告をする場合は、改めて住民税の申告をする必要はないと、名古屋市のページに書かれています。
確定申告をしない場合は、副業の所得があれば、住民税の申告が必要になる場合があります。
市区町村によって取り扱いが違うことがあるため、窓口で確認してください。
申告を忘れていました。
どうすればいいですか。
どうすれば
気づいたら、できるだけ早く、期限後申告をします(国税庁No.2024)。
自主的な申告であれば、無申告加算税の割合が低くなる仕組みがあります。
不安なときは、税務署に相談してください。
換金のタイミングを、税金の面から決めてもいいですか。
税金の有利・不利は、人によって違います。
この記事では、換金の時期をすすめることはしません。
TikTokの条件(回数の上限、手数料、失効)と、自分の資金の都合を中心に決め、税金面は税理士に相談してください。
米ドルで計算された報酬の円換算は、どうすればいいですか。
報酬ポリシーでは、報酬支払は米ドルで計算され、現地の通貨で送るときは換算の費用がかかる場合があるとされています。
実際に口座に着いた円の金額と、画面に表示された手数料や為替レートを、記録しておいてください。
税務上の円への換算の扱いは、税務署か税理士に確認してください。
家族名義の口座で受け取ってもいいですか。
報酬ポリシーでは、報酬を受け取る支払い先は、TikTokがサポートしていて、本人の本名で登録された銀行口座やPayPalなどであることが条件とされています。
家族名義の口座は、条件に合わないおそれがあります。
記録の面でも、本人名義の口座のほうが、入金の履歴を追いやすくなります。
受け取りの申請をしないままにしておくと、どうなりますか。
表示された金額は、受け取るまでTikTokのものとされています。
また、報酬を受け取る権利には、受領資格を得た日から2年で失効することがある、と書かれています。
申請しないでいる場合も、画面の金額と日付は、記録として残しておいてください。
税金の上でどう扱うかは、税務署か税理士に確認してください。
事務所に入っていると、手続きは変わりますか。
事務所からお金を受け取る契約の場合は、受け取り方の記録が増えます。
DUOの場合は、事務所からの支払いはなく、報酬はTikTokから直接支払われます。
まとめ
- 「時期」には、換金のタイミング、どの年の収入か、申告の時期、住民税の4つの意味がある
- 申告と納付の期限は原則として翌年の3月15日(申告の期間は2月16日から3月15日)。
令和7年分は3月16日(月)まで、令和8年分の日付は年明けに国税庁のページで確認する - 所得税法の原則は「その年において収入すべき金額」。
ライバーの報酬のどの日を基準にするかは、年またぎの場合、税務署か税理士に確認する - 業務に係る雑所得で前々年分の収入が300万円以下なら、実際に収入した金額で計算する特例が国税庁に書かれている(申告書への記載が必要)
- 配信した日、申請した日、口座に着いた日、金額、手数料を、報酬が動くたびに記録する
税金の時期は、記録がそろっていれば、相談もしやすくなります。
お金の手続きで困ったときの相談先も、LINEで聞けます。
参考・出典
TikTokの 報酬ポリシー (TikTok、 最終 更新 日2026 年1 月22日) バーチャル アイテム ポリシー (TikTok、 最終 更新 日2026 年1 月22日) 私は 税金を 申告して 支払う 必要が ありますか? (TikTok ヘルプ センター) TikTokで 換金履歴を 確認するには? (TikTok ヘルプ センター) 段階 的LIVE 報酬: LIVE ジャーニーを さらに 充実させよう (TikTok クリ エイ ター アカデミー、 2026 年10 月17 日更新) 所得 税法 第36 条・ 第120条 (e- Gov 法令検索) 所得 税基本 通達 36- 8・ 36- 14〔 収入 金額の 収入すべき 時期〕 (国税庁) No. 1500 雑所得 (国税庁 タック スアンサー) No. 1900 給与 所得者で 確定申告が 必要な人 (国税庁 タック スアンサー) No. 2020 確定申告 (国税庁 タック スアンサー) No. 2024 確定 申告を 忘れた とき (国税庁 タック スアンサー) No. 2030 還付申告 (国税庁 タック スアンサー) 令和 7年分 確定 申告特集 (国税庁) 市民 税・ 県民税の 申告 (名古屋市)
